かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

最近見た映画2本、『The Promise/君への誓い』と『星めぐりの町』。

テリー・ジョージ監督『The Promise/君への誓い』を見る(2月5日)。



2月5日、月曜日。12時20分からイオン板橋で、テリー・ジョージ監督の『The Promise/君への誓い』を見る。

ホテル・ルワンダ」のテリー・ジョージ監督が、150万人が犠牲となったオスマン帝国によるアルメニア人大量虐殺事件を題材に、事件に翻弄された3人の男女を描いたヒューマンドラマ。


オスマン帝国の小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエル。医学を学ぶためにイスタンブールの大学に入学したミカエルはアルメニア人女性アナと出会い、互いに惹かれ合うが、アナにはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスの存在があった。第1次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧がさらに強まる中、故郷の村に向かったミカエルはアルメニア人に対する虐殺を目撃する。


(「映画.com」より)
http://eiga.com/movie/86978/


なぜ人類は、こんな酷い大量虐殺をやってのけるのだろう。テリー・ジョージ監督は、『ホテル・ルワンダ』でもそうだけれど、現代でもやむことのない大量虐殺について考えるために、感情移入しやすい物語にして、その恐ろしさと要因を映像にしてみせてくれる。


『The Promise/君への誓い』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=Y1D7CJfKeog




黒土三男監督『星めぐりの町』を見にいく(2月7日)。



2月7日、水曜日。イオンシネマ板橋へ、12時から黒土三男監督、小林稔侍主演の『星めぐりの町』を見にいく。上映の前に、小林稔侍ご本人の舞台挨拶がある。この都心からはずれた映画館で、舞台挨拶があるのはめずらしい。小林稔侍の熱意も感じる。ポツポツと言葉を吟味しながら話す小林稔侍の姿は、彼が演じる役柄そのもの。

映画、ドラマなどで50年以上にわたり活躍する名優・小林稔侍の映画初主演作。


早くに妻を亡くし、娘の志保と2人で暮らす島田勇作。豆腐屋を営む勇作は毎朝、手間と時間をかけて作った豆腐を近所の主婦や料理屋に届ける生活を続けていた。


ある日、勇作のもとに亡き妻の遠縁にあたる少年・政美がやって来る。東日本大震災での津波により家族全員を失い、心に傷を負った政美を勇作はただ静かに見守り続け、政美は自然に根ざした勇作との暮らしから少しずつ心を再生させていった。そんなある日、勇作が配達に出ている最中、町を大きな揺れが襲った。1人で留守番をしていた政美は震災の恐怖がよみがえり、忽然と姿を消してしまう。


(「映画.com」より)
http://eiga.com/movie/87967/


カメラがじっと小林稔侍の姿をとらえる。大きなスクリーンに映し出されても、それに負けない見応えのある表情。いい役者だな、とおもう。


共演者の神戸浩は、ちょっと出てくるだけで、すごい存在感のある、むかしから大好きな役者。壇蜜を映画で見るのは、はじめて。バイクを飛ばす姿は、かっこよく、見惚れてしまう。


映画を見た後、無性に湯豆腐を食べたくなった。


星めぐりの町』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=9Y44_pTw8Qw