かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

斎藤工監督『Blank 13』を見る(2月25日)。

2月25日、月曜日。川越を出て、東武練馬の「イオン板橋」で、11時から、斎藤工監督、高橋一生主演の『Blank 13』を見る。


俳優の斎藤工が「齊藤工」名義でメガホンを取った長編監督デビュー作。


放送作家のはしもとこうじの実話を基にした家族の物語が描かれる。13年前に突然失踪した父親の消息が判明した。しかし、がんを患った父の余命はわずか3カ月。父と家族たちの溝は埋まることなく、3カ月後にこの世を去ってしまう。


葬儀に参列した人びとが語る家族の知らなかった父親のエピソードの数々によって、父と家族の13年間の空白が埋まっていく。


(「映画.com」から)
http://eiga.com/movie/87222/


斎藤工。この若いひとがどんな映画を撮るのだろう、と半信半疑だったが、予告編がおもしろそうだったので、見にいく。


そして、この映画、おもしろかった。伊丹十三監督の『お葬式』を見たときのような、新鮮な感覚を味わった。上記の「映画.com」の解説のようなシンプルなストーリーなのに、小さな動きは、どんな展開があるのか読めない。



左から、斎藤工高橋一生松岡茉優


感情を露わにしない主演の高橋一生が、映画をおもしろくしている。余白いっぱいの演技が、よかった。わたしの好きな脇役俳優、神戸浩も活躍しているのが、うれしい。


『Blank 13』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=_HoWeat_IM0