- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: DVD
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1年前に『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が公開され、新宿ピカデリーで見たとき、とてもいい映画だとおもった。池松壮亮も新人の石橋静河も、すてきだった。もどかしいくらい不器用な若い男女の姿がリアルだった。
ただ、そのときわたしは朝から鼻水が出て、鼻炎用のカプセルを飲んで映画館へいった。そのせいか、ひどい睡魔に襲われ、いつのまにか、ウトウトまどろんでしまうような状態。だから、あとでもう1回見たい、とおもった。
そうおもいながら時間がたってしまったが、やっとDVDでもう一度見ることができた。そして、こんどはじっくり眠らずに見た(あたりまえだけど)。
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今回、1回目より2倍も3倍も強い印象をもった。やっぱり傑出した青春映画だ。池松壮亮、石橋静河の存在感ある演技に目が離せない。石橋静河が、大好きになってしまった。動作の、表情の、ひとつひとつがなんて魅力的なんだろう。うちから滲みでる若い女性の自然な色香が眩しい。
都会の風景のなかを、ふたりは歩いたり、石橋静河は自転車で走ったりする。そういうなんでもない光景が、そのままふたりの複雑な心象をあらわしていく。恋愛感情がふたりのなかに高まっていっても、ラブシーンがない。そういう方法で、気持ちの高ぶりを表現しない。それも、いい。かわりに、ラストシーンのふたりのほんの少しの笑顔にしびれてしまった。なんともいえない愛しくて美しいラストシーンに余韻が残る。
脇役のなかでは、池松壮亮といっしょに働く肉体労働者を演じた田中哲司がよかった。
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1年前の感想は、こちら。ほぼ同じような感想だけど。
beatle001.hatenablog.com