6月30日、土曜日。「新宿武蔵野館」で、午前9時45分から、クレイグ・ゾベル監督の『死の谷間』を見る。
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核戦争後に生き残った「女」「男」「男」・・・の3人の関係の軋みのようなものが描かれている。しかし、ここが核戦争後の世界だ、という実感はあまりわかない。滝から流れる水は、汚染されているようだけれど、この谷間の草木はそうでもないようだ。その差がどういうものかも説明がないまま。
生き残った若い女性(マーゴット・ロビー、美人)のところへ、やはり生き残りの男性(キウェテル・イジョフォー、黒人男性)がやってくる。ふたりは共同で生活をはじめるが、それ以上の関係にならない。
魅力的な女性がいて、健康な男性がいて、ほかに誰も邪魔するものがないのに、何かと男は理屈をいって、女性に手を触れない。別に信仰が彼を抑制しているわけでもないのに、しかも、女性はそれとなく彼にサインを送っているのに、関係をすすめない。どうも、はがゆい。
そこへもうひとり二枚目男性(クリス・パイン、白人男性)がやってくる。若い魅力たっぷりの女性ひとりに、男性ふたり。当然のように、3人の関係はバランスをうしなっていく。
しかし、これって核戦争後に舞台を設定する必要があったのか。
核戦争後でなくても、閉鎖的な環境に、こういう若い男女3人が置かれたら、同じような諍いが起こるのではないか、とおもってみていたら、なんだか気持ちがひけてきた。
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川越駅へ妻が迎えてきていた。先日映画『焼肉ドラゴン』を見ていたら、焼肉が食べたくなった。近所でたまに食べにいく(このところ、しばらくいってなかったが)「川越温泉」近くの焼肉屋へいく。