かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ビートルズ・トリュビート・バンド「COMMA-DADA」のライブを見にいく。

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「HIT STUDIO TOKYO」のサイトから。この日の写真ではありません。


7月1日、日曜日。


妻と川越を出て、東京駅八重洲口近くの「HIT STUDIO TOKYO」へ、ビートルズ・トリュビート・バンド「COMMA-DADA」(バンド名の由来はなんだろう?)のライブを見にいく。このバンドを見るのは2度目。


13時15分開場となっていたので時間通りにいったら、まだわたしたちの整理番号は開場してなくて、隣りの部屋で待たされた。それまでハイボールでも飲んで待とうか、とおもったら、会場待ち専用のようで、注文は「✖️」とのこと。


午後2時よりCOMMA-DADAの演奏がはじまる。今回は、「ホワイト・アルバム」発売50周年にあわせての企画で、どうやらあの二枚アルバムを全曲走破するようだ。


アルバム順に、「バック・イン・ザ・USSR」からスタート。前回で体験しているからおどろかないけれど、演奏が安定しているので、じっくりたのしめる。このバンド、顔がにているとか、そういう趣旨のものではなく、演奏重視。けれども、ポール役の永沼忠明さんは、やっぱりポールに似ている。


A面、B面で休憩をはさむ。ゲストのひとりに音楽評論家の藤本国彦氏がきていた。書いたものは読んでいるが、お顔を拝見するのははじめて。


休憩後、C面、D面と「ホワイト・アルバム」の楽曲が消化されていく。ここまでくると気になるのがラストから2番目のやっかいもの(笑)、「リヴォルーションNO.9」をやるのかどうか。


そして彼らは、このやっかいな曲をやった!


女性のキーボード・プレイヤーとジョージ役のギタリストを中心に、合成されたテープを使って、みごとにやってのけた。


「ホワイト・アルバム」以外で、思いがけない選曲によろこんだのが、ジョージがあとになって『慈愛の輝き』に収録する「ノット・ギルティ」。ジョージのソロ・ヴァージョンは、みごとに洗練されている。ビートルズ・ヴァージョンは『ビートルズ・アンソロジー』で聴けたような気がするが、未完成だけに荒っぽい。COMMA-DADAは、そのビートルズ版アレンジで、演奏してくれた。それから、シングル「レット・イット・ビー」のB面に収録されていた「ユー・ノウ・マイ・ネーム」も、ライブで聴くのははじめて。意外な選曲でたのしかった。


3時間くらいのライブ。ふだんライブで聴けないような曲をたくさん聴けたので、満足。



帰り、アパートのある東武練馬へいって、居酒屋「春日」へ妻と寄る。けっこう酔って、アパートではなく、妻といっしょに川越へ帰る。