かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

都電の旅がしたくなる〜「珈琲時光」

眠くなるほど(笑)、静かな映画です。会話はぼくらが日常交わしているままで、全然抑揚がありません。しかし、それがなんとも味わい深い。このタッチが楽しめるかどうかで、この作品への評価が分かれてしまいます。主人公の陽子(一青窈)は、都電の鬼子母…

黒澤明「七人の侍」は、やっぱり面白い!

3月某日。池袋の新文芸座で久しぶりに黒澤明の「七人の侍」を見てきました。20代のころに見て、日本映画にはまるキッカケになった作品です。その後この映画はビデオで何度も見ましたが、映画館で見るのはそれ以来。4時間近い上映時間もあっという間。なん…

ポール・マッカートニーのニュー・アルバムへ期待!

ビートルズ探検隊のみなさん、こんにちは。 smokyです。ポール・マッカートニーのお薦め曲へ投稿してくださった方々、ありがとうございます。ポール、いいですよね。60歳を過ぎてもなんでこんなに若々しいんだろ。ステージ以外の写真をみると「ああ、ポール…

是枝監督のデビュー作品「幻の光」

「誰も知らない」の是枝裕和監督のデビュー作を見ました。 画面が俳優の顔がわからないほど暗いのにびっくり。最初は「なんでこんなに見にくいのよ、しかし」って思ってましたが、これは監督のねらいなんですね。わかってくると、多彩に変化する光の描写がと…

圧倒されるジャニスのライヴ〜映画

3月某日。シネセゾン渋谷のモーニング・ショーでドキュメンタリー映画「フェスティバル・エクスプレス」を見る。 カナダで行われた伝説のフェスティバル、と映画案内に書かれているけど、ぼくはこの映画が公表されるまで、存在を知らなかった。 ジャニス・…

探検隊が選んだ女性ロック・ヴォーカルBEST20

3月某日。ビートルズ探検隊のメンバーが投票で選んだ「女性ヴォーカリスト BEST20」が決まった。1位がジャニス、2位がカレン・カーペンター、3位がキャロル・キング(下記にBEST20を書き写しておきます)。 1位のジャニスはうれしい! 女性ロッカーとし…

何かと細工の多い、ミステリー風ラヴ・ストーリー

3月某日。ギンレイで、アメリカ映画を2本見る。「エイプリルの七面鳥」(2003年。ピーター・ヘッジズ監督)は、最初から予定通りの感動的結末に向かって、そのまま話が進行する作品。あたたかい結末もまったく予想通りで、途中寝てしまった(笑)。 「ホワ…

東京ビートルズの「ツイスト&シャウト」

3月某日。香港に住んでいるJさんが、東京ビートルズの「ツイスト&シャウト」をブリーフケースに紹介してくれた。これがMLでいま話題になっている。彼らが日本語で歌う「ツイスト&シャウト」だ(笑)。 ぼくも当時、東京ビートルズなら聴いたことがある。…

ヤフーメールに探検隊が紹介され、会員が急増した

smokyのメール・インタビューが「ヤフー・メール」に掲載されたので、参加希望者が殺到する。ぼくは仕事に出ていて何も手伝えず、もうひとりの管理人Jさんをはじめ、中心メンバーのRさん、Fさん、Pさんなどが大活躍で対応してくれた。新しい参加者への歓…

ML「ビートルズ探検隊」について

メーリングリスト「ビートルズ探検隊」簡単にいうとネットの井戸端会議です。毎日ビートルズやロックをめぐる投稿が飛び交っています。身近にビートルズについて思いっきりしゃべれるひとがいないぼくのような人を想定して始めました。話題は硬軟自在(笑)…

「ビートルズ」公式サイト・リンク集

●ビートルズ・オフィシャル・サイト(英語) ビートルズの公式サイト。 ●ジョージ・ハリスン・オフィシャル・サイト(英語) ジョージの公式サイト。 ●ポール・マッカートニー・オフィシャル・サイト(英語) ポール・マッカートニーの公式サイト。 ●リンゴ…

「探検隊日記」って何?

メーリングリスト(以下MLと略します)「ビートルズ探検隊」の管理人smoky(beatle001)です。MLビートルズ探検隊は、2005年1月15日に開設しました。根気のないぼくの性格を考えるとよく続いてきた、と思います。4年近くぼく一人の管理人でやってきましたが…

石井克人監督作品「茶の味」と行定勲監督の「きょうのできごと」

3月○○日、仕事明けで池袋の新文芸座へ行く。石井克人監督作品「茶の味」と行定勲監督の「きょうのできごと」の2本立て。「茶の味」は、ずっと気になっていた作品。やっと見れました。美しい田舎を舞台に淡々とした描写が続くかと思いきや、予想外の不思議な…

1964年の時代を再現〜ロック栄光の50年

ぼくがビートルズと出会ったのは1964年。中学生の頃でした。今回の「ロック栄光の50年」創刊号は、その1964年のビートルズ特集です。 これから、全巻揃えなくても面白いものから買い揃えようと思ってますが、まずは創刊号を見てからですね。 一般読者向けに…

映画「誰も知らない」

記憶に長く残りそうな作品です。新鮮な感動を受けました。カンヌで、最年少の主演男優賞をとった柳楽優弥(やぎら・ゆうや)もよかったですけど、母がいなくなってもおおらかに生きていくすべての子役たちが生き生きとしてました。どうしたら子どもたちがあん…

疾走するジェフ・ベックのギターに酔う〜アルバム『フラッシュ』

ジェフ・ベックのアルバム『フラッシュ』を聴く。1985年頃の作品。昔よく聴いてたので懐かしい。ジェフ・ベック名義でヴォーカルの入る最後の作品ではないか。 プロデュースがナイル・ロジャースのせいか聴きやすい。ベックのギターが小気味良く疾走する。全…

「下妻物語」と「笑の大学」を較べてみると・・・

深田恭子、土屋アンナの俳優の選択がぴったり決まった映画ですけど、中島哲也監督の会話センスも凄いですね。 桃子(深田恭子):そのお洋服どこで買うの いちご(土屋アンナ):(あたり前だろという風に)ジャスコだよ (下妻のひとたちは、みなジャスコで…

デヴィッド・マッケンジー監督作品「猟人日記」

ある日、住み込み船員の主人公ジョー(ユアン・マクレガー)は、若い女性の水死体を発見。ここから映画は始まります。この水死体の女性と、主人公ジョーの関係が回想されながら、同時に現在のジョーの、人妻たちとの交情が描かれていきます。アメリカ映画に…

中島哲也監督「下妻物語」

予想以上におもしろい映画でした。ロリータ・ファッションの深田恭子もよかったですが、ぼくは土屋アンナ演じるヤンキー娘に一番惹かれました。ちょっと予告編などを見ると「なんだか、おれはなあ」と、ひいてしまいそうな感じですが、これが見ているとすっ…