かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ねじめ正一「高円寺純情商店街」

持参していた本がつまらなかったので、会社にある小さな書棚を探していたら、この本がありました。高円寺北口商店街を舞台にした小さなエピソードが6編収録されています。すべてが作者と同じ名前をもつ正一少年の目線から描かれています。人情長屋のような…

成瀬巳喜男監督生誕100年記念特集を見る

今日は成瀬映画特集、2回目。「放浪記」と「あに・いもうと」を見た。 ☆「放浪記」 ●1962年/東宝 ●出演:高峰秀子 林芙美子の原作を成瀬巳喜男が映画化。極度の貧困と男性運の悪さに苦しみながら、のたうつように生きていく主人公(高峰秀子)を、成瀬監督は…

権藤晋著「つげ義春幻想紀行」

この本を読むのは2度目でした。つげ義春の作品の舞台になっている土地を著者はたんねんに歩いて、つげマンガのシーンと、著者が現地で撮影した写真を並べて紹介しています。1960年代後半、「ガロ」の臨時増刊号「つげ義春特集」を読んだときのおどろきと興…

訂正〜行田市の古代蓮

時期的にまだ蕾なのかと、知らなくて勘違いしてました。公式サイトによりますと、古代蓮は見頃は午前中で、昼過ぎには閉じてしまうようです。時期としては、今が旬。

行田市の古代蓮

実家へ寄った帰り、さきたま古墳に近い「古代蓮の里」に寄ってみました。全体にまだつぼみのようですね。

池袋で成瀬巳喜男監督生誕100年記念特集スタート!

池袋の新文芸座で成瀬巳喜男監督の「女の座」と「乱れ雲」の2本を見てきました。映画館は満員です。1回目の上映がすんでから、司葉子と小谷承靖監督のトーク・ショーもあったので、見てから帰りました。 ☆「乱れ雲」(写真) ■1967年/東宝 ■出演:司葉子、加…

今日聴いたCD

○ブライアン・フェリー『ベールを脱いだ花嫁』 ○ブライアン・フェリー『レッツ・スティック・トゥゲザー』 ○ブライアン・フェリー『イン・ユア・マインド』 ○リンゴ・スター『チューズ・ラブ』

キム・ゴドク監督「サマリア」

2004年 韓国映画 監督:キム・ゴドク主演:クァク・チミン、ソ・ミンジョン、イ・オル高校生が体を売って小遣いを得る、そういうテーマの作品です。三篇構成になっていて、最初は女子高校生の友情がまじりますが、次第に悲惨な結果に傾斜していきます。

井筒和幸「パッチギ!」

2004年 日本映画 監督:井筒和幸 主演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沼尻エリカ 井筒監督の作品っておもしろいですね。楽しい映画でした。しかし、そのなかに、日本人が「朝鮮」という国へ日本がおこなってきた「歴史」にまるで理解がない、という現代も続いている大…

リンゴ・スター、65歳のバースディ

1940年7月7日誕生。現在のリンゴ(写真)は至って好調。ニュー・アルバム『チューズ・ラブ』を毎日聴いています。聴くほどに味わい深いアルバムですよ。

今日聴いたCD

○ザ・フーの日本公演ライブ。 1年前の暑かった横浜を思い出します。

爆笑精神科医、伊良部一郎が活躍する〜奥田英朗著「イン・ザ・プール」(写真)

とにかく面白い小説です。 各短編小説の語り手(=主人公)は、それぞれ心に偏重をきたして、「伊良部総合病院」を訪ねます。ここに愛すべきニュー・ヒーロー(?)精神科医伊良部一郎がいるんです。この伊良部一郎こそ、この小説のもう一人の主人公です。短…

引っ越してきました

7月からこちらへ引っ越してきました。現在古い日記も移動しておりますが、まだ整理ができておりません。「はてな」についてはまだ何もわかりませんが、少しずつ覚えていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

志賀直哉「鵠沼行」

去年から志賀直哉(写真)の短編を読み返しています。中・後期のものを「暗夜行路」からスタートしていろいろ読みましたが、今回は初期の作品集です。 こちらが若い頃は、志賀作品のなかでも刺激の強い初期のものが好きでした。後期になると小品や身辺ものな…

「父と暮せば」

広島に原爆が落ちたとき、ピカの光を逃れたひとたちと、まともに浴びてしまったひとたちの差は偶然でしかない。ピカの熱で飴のように熔けてしまった市電に乗りあわせながら、座っている位置が光を遮っている場所で助かったひともいるとか。美津江(宮沢りえ…

ジェフ・ベックを見てきました

7月3日、東京国際フォーラムでジェフ・ベックを見てきました。今回は、ニュー・アルバムがツアー前に出ていなかったのと、ヴォーカルにジミー・ホールを連れてきているので、どんなステージ構成になるのか、予測できませんでました。ここずっとインスト中心…