かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2006-11-13から1日間の記事一覧

高見順『死の淵より』

自分の体の中に、死の病がとりついてしまったら? その恐怖と闘った高見順の詩集『死の淵より』は、読むのがつらい作品です。死にとりつかれた理不尽さと恐怖。高見順の苦しみ。 ■汽車は二度と来ない わずかばかりの黙りこくった客を ぬぐい去るように全部乗…