かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2008-07-22から1日間の記事一覧

島津保次郎監督『嫁ぐ日まで』(1940年)

脚本:島津保次郎 美術:中古智 出演:原節子、矢口陽子、沢村貞子 原節子が20歳のときに出演した映画だといいます。 おとうさんが再婚。新しい母(沢村貞子)になじめない妹(矢口陽子)を案じる長女が、やがてその新しい母に、妹のことを託して、嫁ぐまで…

片岡義男『彼女が演じた役〜原節子の戦後主演作を見て考える』

以前、片岡義男の『映画の中の昭和30年代〜成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活』を読んで、示唆されることがあったので、もう1冊片岡義男が書いた映画の本を読んでみました。 今回、片岡義男は、原節子が戦後出演した11本の映画について、小説家らしい鋭い分…