かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2008-09-19から1日間の記事一覧

夏堀正元著『虚構の死刑台〜小説・幸徳秋水』より

幸徳秋水は、日露戦争の当初、日本中が開戦の熱気に沸くなかで、徹底的な反戦論を説いた。 時を同じくして、ロシアのトルストイ(77歳)もキリスト信者の立場から非戦論を発表する。翻訳したのは、幸徳秋水と堺利彦である。 しかし、秋水は、同じ非戦を主張…