かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2009-06-15から1日間の記事一覧

成瀬巳喜男監督『禍福』前・後編(1937年)

1937年といえば昭和12年の映画ですね。 劇団「さくら隊」を率いて広島に滞在、原爆を浴びて亡くなった丸山定夫が、主人公の父親役で出ているので、まずそれを見て、古い時代の映画なのだなあ、とわかりました。 原作は菊池寛のメロドラマで、捨てられた女の…

成瀬巳喜男監督『愉しき哉人生』(1944年)

ringoさんが、こちらで書かれているように戦時中に製作された成瀬巳喜男作品。ringoさんの感想にあまり付け加えることはありません。 「苦しくも貧しくも、工夫や考え方次第で、人生はどうにでも楽しくできる」 と、いかにも戦時中に喜ばれそうな考えをその…