2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
5人の監督が女性をテーマにして描いたオムニバス映画『female』の一編。 ★ 小学生の男の子が強く惹かれるのは、同級生の仲良しの女の子ではなく、その子の母(大塚寧々)である、という設定がまずおもしろい。 家に行き、仲良しの女の子に勉強を教えていても…
里見弴のはじめての評伝が出たと知り、早速図書館へリクエストした。おもしろければ、買ってもいいのだが、安くはないので、まずは借りて読んでみたい。 「馬鹿正直の人生」という副タイトルが、いいとおもう(笑)。この馬鹿正直さは、本多秋五が「志賀直哉…
この本、以前読んだときより、今回冷静によくわかり、おもしろかった。こちら側が、前(40代だったか?)よりも、年齢を経たからかもしれない。 『志賀直哉』の下巻では、「和解」の詳細の読み解きがおこなわれ、こちらの理解も深められる。本多秋五のこの本…
1990年に発行されたこの本を再読。 大量の草稿、未定稿を丹念に読みこんでの作家論で、深く鋭い。 本多秋五の志賀直哉論が信頼できるのは、対象を、自説に強行に引き込むことをせず、作家の側に寄り添うようにして、ていねいに論評していることだろうか。論…
アニメーション映画はまったく見ないので、これは1968年のビートルズを素材にした映画『イエロー・サブマリン』以来のアニメ体験ということになりそうです。 この映画は、見たいとおもっていました。 ★ 2006年のイスラエル。 戦争体験の記憶が、ある部分欠落…
ビートルズの『サージェント・ペパーズ』の高い評価や、フラワームーブメントの大きなうねりに押されたのか、ストーンズほどのバンドでも、彼らの音楽の基盤が、あやうくみえた時代があった。 しかし、1968年ストーンズのシングル「ジャンピン・ジャック・フ…
家人がDVDを借りてきていたので、いっしょに見る。 山本周五郎原作の、長屋もの人情話だった。 結論からいえば、これは映画よりも、落語で笑いをまじえながら聞きたい話だ、とおもう。 貧乏ながら人情の厚い<かあちゃん>(岸恵子)をめぐる、どこまでも善…
舞台は、比島戦線、レイテ島。 体が弱り、所属部隊からは追い出され、しかし、病院からは受け入れてもらえない田村一等兵(船越英二 )は、どこへもいくところがなくて、山中をさまよう。 あてもなく歩く田村は、壊滅状態にあるほかの日本兵とあい、いっしょ…
開催は5回目ということですが、わたしが参加したのは、3回目、4回目、5回目で、3回にわたって、ビートルズについて、改めていい勉強をさせてもらいました。 しかし、わたしがもっとも感銘を受けたのは、主催者JUN LEMONさんのビートルズへの深い愛情でした。…
読んだのもしばらく前で、本ももう図書館に返してしまったので、簡単な感想のメモだけ。 この名女優の抜群の文才は、すでに『わたしの渡世日記』で体験ずみ。はじめて読んだとき、おどろいてしまった。 そして、この比較的最近(本が出た当時のだけど)の身…
2009年のポール・マッカートニーの最新ライブ。わたしの買ったのは、CD2枚+DVD1枚の通常版。CD2枚にはライブで演奏された33曲が全部収録されていて、さらにDVDにはそれを演奏しているライブ映像が収録されている、これで定価3800円(Amazonでは、3118円)と…
ジョン・レノンが射殺されたのは、1980年12月8日。日本時間でいえば、12月9日。 第1報は、知人の電話で「ラジオを聞いているんだけど、ジョン・レノンが撃たれたみたいよ」。 あわてて職場のラジオをかけてみる。少しして、職場のとなりにある電器屋へいってみ…
今から40年ほど前、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄ら、多くの明日を夢見る若いマンガ家たちが青春時代を過ごした実在のアパート“トキワ荘”での彼らの物語を、史実に基づいて描いたフィクション。 (「goo映画」の解説から) 次々売れて成功していくなか…
外苑のイチョウ並木も毎年季節になると寄ってみる。 11月24日、朝の仕事を終えてから、いってみた。絵画館前のイチョウが、みごとに黄葉していた。 クルマを有料駐車場へあずけ、イチョウ並木の下を歩く。 黄葉を楽しんだ後、空腹だったので、ずらっと並んだ…
ふと思い立ち、埼玉県では古くから知られる紅葉の名所、平林寺へいってみる。 東武東上線の志木駅から西武バスで15分ほど。クルマが混んでいたので、バスが進まず、ひとつ手前の停留所で降りて歩く。 平林寺は紅の色彩があざやかだった。 ★ ★ 1時間くらい境…