かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2013-01-01から1年間の記事一覧

宮崎駿監督『風立ちぬ』(公開中)

アニメーション映画が苦手で、宮崎駿作品をちゃんと見るのも初めて。予告編を見て、この作品は見たくなった。大正・昭和の日本の歴史がどのようにストーリーにからむのか、興味があった。 アニメーションで描かれる人物は、マンガのラインそのものなのに、背…

ビートルズ「when I'm sixty-four」

7月28日で64歳になった。娘から祝いのメールがきた。でも、祝いのメールはその1通だけ(笑)。 それはいいとして、とうとう、ビートルズがむかし歌った、この歌の年齢になってしまったのだ・・・。

祝来日!〜ポール・マッカートニー「恋することのもどかしさ」

とうとうポール・マッカートニーの11月来日が決定した。先行予約の連絡ハガキが、ビートルズクラブからきたので、2回分を予約した。これでよほどの間違いがないかぎり、またポール・マッカートニーを見ることができる。 最初に見たのは、1966年の日本武道館…

ビートルズを日本武道館で見た日(1966年7月2日)

ビートルズの来日の記憶・・・だんだん自分の記憶と、あとになって見た映像や知識がごっちゃになって、事実なのか思い込みなのか判別があやしくなる。 もっと早くビートルズの来日のことについてブログに書いておこうと思ったけれど、いつも書き散らしになっ…

フィリップ・リオレ監督『マドモワゼルー24時間の恋人ー』(2001年)

マドモワゼル −24時間の恋人− [DVD]出版社/メーカー: タキ・コーポレーション発売日: 2008/07/01メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る サンドリーヌ・ボネールの映画が見たくなり、DVDをレンタル。 これまでに、同じくフィリップ・…

木村草太著『憲法の創造力』(NHK出版新書)

憲法の創造力 (NHK出版新書)作者: 木村草太出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/04/06メディア: 新書この商品を含むブログ (23件) を見る 木村草太著『憲法の創造力』では、憲法9条の意義を以下のように説明している。長いけど引用しておこう。 憲法9条の…

内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』(2012年)

鍵泥棒のメソッド [DVD]出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2013/05/10メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (46件) を見る 解説: 『アフタースクール』の内田けんじが監督を担当した、さまざまな要素が詰め込まれた予測不能の娯楽…

大森立嗣監督『さよなら渓谷』(公開中)

吉田修一の原作は以前読んでいたので、映画も見たいとおもっていた。6月22日土曜日、10時15分の第1回目の上映を見るつもりで、朝早く東武練馬のアパートを出て、新宿の「武蔵野館」へいく。 午前9時半に着いたら、もうひとの列ができていた。階段を上って、…

上野で「夏目漱石の美術世界展」を見る(5月18日)

息子のN(33歳)と上野公園口で待ち合わせ、 東京藝術大学大学美術館へ「夏目漱石の美術世界展」を見にいく。 10代のころから夏目漱石は愛読していたが、美術との関係についてほとんど何も知らなかった。それが企画者の説明を聴いて、よくわかった。漱石がた…

吉田修一作『横道世之介』(文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11/09メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (44件) を見る 長崎から東京の大学へ出てきた大学生・横道世之介の、1年ほどの東京の生活が描かれていく。大学とバイト…

川島のバラのトンネルを歩く(5月19日)

その日の朝、妻の運転で、川越から近い川島(かわじま)のバラ園へいってみた。ちょうど見ごろだった。 バラのトンネルをあちこち歩いてみる。歩いていたら、腹がへってきた。少しクルマを走らせて、「山田うどん」の朝定食を食べて帰る。

原恵一監督『はじまりのみち』(公開中)

『二十四の瞳』などさまざまな傑作を世に送り出し、日本映画の黄金期を築いた木下恵介監督の生誕100年記念作。戦時中、同監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話を軸に、戦争という時代の荒波に巻き込まれながらも互いを思いや…

ラファエロ展と浅草の散歩(5月14日)

奇跡―ジミー・ペイジ自伝作者: ブラッドトリンスキー,Brad Tolinski,山下えりか出版社/メーカー: ロッキングオン発売日: 2013/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 天気がよかったので上野へいく。きのうブラッド・トリンスキー著『奇跡…

中山康樹著『ローリング・ストーンズを聴け!』

ローリング・ストーンズを聴け!作者: 中山康樹出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2012/07/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 2013年5月から新しいローリング・ストーンズのツア…

マイ・ブーム!〜エルヴィス・プレスリー

エルヴィスは、ビートルズより早く聴いているので、いまさらその魅力に気がついた、というわけではないけれど、このところなにかにつけてエルヴィスを聴くことが多い。 ひとつの要因としては、ラジオ日本でビリー諸川がDJをつとめる「THIS IS ELVIS」という…

升本喜年著『小津も絹代も寅さんも 城戸四郎のキネマの天地』

小津も絹代も寅さんも―城戸四郎のキネマの天地作者: 升本喜年出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 日本の映画創生期、蒲田調とか大船調とかいわれる日本映画のもとをつくりあげた城戸四郎の伝記。 と…

伊藤真著『憲法の力』(集英社新書)

憲法の力 (集英社新書)作者: 伊藤真出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見る 法律が国民の自由を制限するものであるのに対して、憲法は国家権力側を制限して国民の人権を守る…

石川寛監督『ペタル ダンス』(公開中)

4月28日土曜日、中板橋へ泊った家人と池袋で待ち合わせ、新宿武蔵野館10時45分からの石川寛監督『ペタルダンス』を見にいく。 学生時代から友達のジンコと素子は、6年間会っていなかったクラスメートのミキが、入水自殺未遂を起こしたことを知る。ミキを訪ね…

ティム・クリステンセン『ピュア・マッカートニー』

ピュア・マッカートニー(初回生産限定盤)(DVD付)アーティスト: ティム・クリステンセン出版社/メーカー: SMJ発売日: 2013/03/27メディア: CDこの商品を含むブログ (6件) を見る ビートルズ解散後もまだその残照の強烈に残る1971年。『マッカートニー』に次ぐ…

平均年齢16歳の注目バンド!!〜ザ・ストライプス(The Strypes)

ブルー・カラー・ジェーンアーティスト: ザ・ストライプス出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2013/04/10メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見る★全曲直球のロックです! このブログでは、めずらしく新人バンドのお話。これか…

石井裕也監督『舟を編む』(公開中)

4月13日土曜日、ウニクス南古谷で、9時30分の回を見る(家人といっしょ)。 ★ 辞書「大渡海」を、15年という長い歳月をかけて完成させていく話で、それにかかわるひとたちの気長な奮闘ぶりをあたたかく描いている。 その出版社内では、ほとんどあるかないか…

伊藤真著『中高校生のための憲法教室』

中高生のための憲法教室 (岩波ジュニア新書)作者: 伊藤真出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/01/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 「法律は国民を縛るためのもの」だが、「憲法は国家権力に歯止めをかけるもの…

サーシャ・ガバシ監督『ヒチコック』(公開中)

4月7日土曜日の朝、雨はまだたいしたことなかったが、ときおり強い風が吹いている。空はあやしい色で、不規則に黒くよどんでいた。 この日の関東地方は、夜から明日の午前中にかけて激しい暴風雨になると天気予報が警告していた。それで川越へ帰る前にアンソ…

『ジャックと天空の巨人』と「湯けむり横丁」(3月31日)

昼頃、長男のナオヤと、大宮・三橋の日帰り温泉「湯けむり横丁」で待ち合わせることにする。ナオヤは、大宮駅から「湯けむり横丁」の送迎バスでくる。 その前に家人と、南古谷の映画館へ、ブライアン・シンガー監督『ジャックと天空の巨人』(午前9時10分か…

花見のはずだったが、昼の飲み会へ(3月30日)

朝仕事あけ、東武東上線から池袋を経由して、東北線で赤羽の立ち飲み「いこい」へいく。酎ハイ4杯飲んで、埼京線で川越へ向かう。 川越へ帰ったら、熊谷の土手へ家人と花見へいくつもりだったので、弟とタカシサンへメールしたら、どちらも都合がついたので…

千鳥ヶ淵の花見見物(3月28日)

朝、仕事をすこし早く切り上げて、クルマを千鳥ヶ淵へ走らせる。代官町インター近くの有料駐車場(北の丸公園内)へクルマを止めたが、3時間400円と安い。公園の施設を利用するひとのためなので、安いのだろう。 そこから北の丸公園の外周を歩き、千鳥ヶ淵の…

石神井川(中板橋)の桜見物(3月23日)

3月23日土曜日、例年より桜が早く開花したので、中板橋駅の石神井川へ見にいく。家人や家人の親戚と待ち合わせて、ほぼ満開に近い桜をいっしょに見物した。 昼食をみんなで食べてから、あとは夫婦でどこか別の場所へ花見の移動をしようと計画していたが、お…

デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン〜今年もまたベテラン勢の活躍が続く!

2012年は、オールド・ロック・ファンにとって豊かな1年だった。 興味の範囲だけでも、リンゴ・スター、ポール・マッカートニー、ビーチボーイズ、ボブ・ディラン、ニール・ヤング(ニール・ヤングは、『アメリカーナ』、『サイケデリック・ピル』と、1年に2…

越生で梅見、東松山でやきとんの1日(3月16日)

東武東上線の坂戸駅で東武越生線へ乗り換え越生駅へ。 午前11時半、ヤマモトさんと合流。越生駅前の観光センターで梅林までの地図をもらって出発。 駅前の法恩寺を見、少し歩いたところのそば屋さん「よしひろ」で腹ごしらえ。そばを食べながら、ビールとそ…

和泉聖治監督『お日柄もよくご愁傷さま』(1996年)

結婚式にお葬式、娘の出産や自分のリストラ、さらには家庭内の問題など、次から次へと起きる騒動を通して、家族の絆を見つめ直す中年サラリーマンの姿を描いたハートフル・コメディ。 (「goo映画」より) 「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本〜喜劇編」…