かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

『帰ってきたヒトラー』を見て、柴又へ(8月15日)。

「池袋シネマ・ロッサ」で、デビッド・ベンド監督の『帰ってきたヒトラー』を見る。ヒトラーそっくりのものまね芸人でデビューしたそのひとが、じつはタイムスリップしたヒトラー本人だった、というコメディ。そのヒトラーは、過激な弁舌を繰り返して、人気…

福島の原発事故を描いた『太陽の蓋』(佐藤太監督)を見る(8月11日)。

イオン板橋へ(午前8時35分の回)、福島の原発事故を描いた映画『太陽の蓋』を見にいく。イオン板橋の映画館は、こういうマイナーな上映館しかかからない作品をときどき上映してくれるのでうれしい。 原発は、一国を消滅させかねない巨大なモンスター。その…

是枝裕和監督『いしぶみ』を見る(8月6日)

川越駅で妻と待ち合わせ、川越スカラ座へいく。市役所の駐車場へクルマをあずけスカラ座へいくと、映画館の前へ列ができていた。その後ろへ並ぶと係りのひとがきて、「何の映画をごらんになりますか」と聞かれた。『いしぶみ』というタイトルがすぐ出てこな…

ジャウム・コレット=セラ監督、ブレイク・ライブリー主演の『ロスト・バーケーション』を見る(7月30日)

7月30日、新宿ピカデリーで11時20分からジャウム・コレット=セラ監督の『ロスト・バーケーション』を見る。この映画がおもしろいのは、ほとんどひとりの女性と鮫しか出てこないこと。女性と鮫だけで、全編を押し切ってしまう。 がんの闘病の結果母親が死ぬ…

庵野秀明、樋口真嗣監督『シン・ゴジラ』を見る(7月29日)

イオン板橋へ7月29日の公開初日、『シン・ゴジラ』を見にいく。特別ゴジラのファンというわけではないけど、アメリカ映画のゴジラ2本は見ているので、12年ぶりに製作された日本のゴジラ映画と宣伝されると、いちおうは見ておこう、という気になる。 登場する…

草月ホールで宮本信子、中井貴一出演の『壇』を見る(7月23日)

青山の草月ホールに午後2時半、妻と待ち合わせ、宮本信子、中井貴一ふたりだけの劇『壇』を見る。原作は、沢木耕太郎。企画・台本・演出は、合津直枝(ごうづ・なおえ)。 檀一雄の奥さんであるヨソ子夫人を宮本信子が、沢木耕太郎を中井貴一が演じる。沢木…

映画『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』を見る(7月18日)

3連休の最後も、ドキュメンタリーの音楽映画を見る。 妻と川越を早く出発して、「アップリンク渋谷」で午前10時45分からアレックス・ギブニー監督、ミック・ジャガー製作の『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』を見る。 ★ 終始、…

エイミー・ワインハウスを描くドキュメンタリー映画『AMY エイミー』を見る(7月16日)。

7月16日の公開初日、「角川シネマ新宿」でエイミー・ワインハウスの音楽と人生を描いた『AMY エイミー』を見る。監督は、アシフ・カパディア。 エイミーの誕生は、1983年。2011年、27歳で亡くなっている。エイミーの死因を、「ウキペディア」では、 2011年7…

川本三郎著『東京抒情』を読む。

東京抒情作者: 川本三郎出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2015/12/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 川本三郎さんの「東京」について書かれた本はどれもおもしろい。著者の感性が好きだから、ひとつひとつに共感してしまう。 変わる東京…

これが国民の選択なんだ!(参議院選挙の結果)

憲法学者たちの違憲の指摘も、SEALDsたち若者の熱い抗議も、ママの会の戦争や原発から子どもを守ろうというデモも、あざ笑うような大きな津波がやってきて、一気に押し流してしまった。 憲法を争点から隠したっていっても、いままでの安倍政権のやり方をみれ…

それにしても、テレビ報道ひどい!

アパートにはテレビがない。テレビを見るのは、外でご飯を食べたりお酒を飲んだりするときくらい。 きのう(7月7日)、お昼を食べながら、お店でかかっているテレビのニュース番組を見ていると、やっているのは都知事選の話ばかり。参議院選挙のニュースはま…

黒木瞳監督『嫌な女』を見る(7月2日)

7月2日土曜日、「イオン板橋」で、黒木瞳監督の『嫌な女』を見る。今日はめずらしく小団体で、姉(妻の姉)、Yumiちゃん(妻の友人)、妻、わたしの4人で見る。 先に原作、桂望実『嫌な女』を読んでいたので、どんなふうに映画化されるのかたのしみだった。…

参議院選挙の期日前投票へいく(7月4日)

投票で重視したこと。 ●憲法の改悪・・・反対 ●集団的自衛権の行使・・・反対 ●原発の再稼働・・・反対 ●沖縄の辺野古基地建設・・・反対 ●TPP・・・反対

小泉今日子、二階堂ふみ共演『ふきげんな過去』を見る(6月27日)

朝川越を出て、新宿へ。テアトル新宿1回目の上映で、前田司郎監督『ふきげんな過去』を見る。小泉今日子と二階堂ふみの共演で、はじめて予告編を見たときからたのしみだった映画。 ★ 日常的な細部を描く映画かとおもったら、かなり感覚勝負の作品。それがお…

SEALDsの活動を記録した映画『わたしの自由について-SEALDs 2015』を見にいく(6月26日)

午前娘家族と的場駅近くの店で、バイキングの朝食。双子もすくすく育って、話す言葉も達者になった。まだ2歳半なのに、わたしのTシャツをさして、「青だね」なんていってくる。最近、Tシャツの色や柄にいちいち反応する。 娘の家で、ゴムのプールでにぎやか…

松本武彰監督『ハトは泣いている』を見る(6月25日)

浦和駅12時に、いとこ(従姉妹)のEmiちゃんと待ち合わせる。いとこは、最近、電車に乗るときあわてて足をくじいたそうで、左だけ松葉杖をついていた。浦和駅近くの食堂で昼食をとり、映画『ハトは泣いている』の自主上映がある「ほまれ会館」へいく。会館は…

『葛城事件』と『ビートルズ来日50周年復活祭』(6月22日)

朝、シャワーを浴びて新宿に向かう。「新宿バルト9」で、赤堀雅秋監督、三浦友和主演の『葛城事件』を見る。三浦友和は、山下淳弘(やました・のぶひろ)監督の『松ケ根乱射事件』(2006年)のダメ親父を見て以来、ファンになった。 ★ 『葛城事件』は、三浦…

黒沢清監督『グリーピー 偽りの隣人』を見る(6月18日)

6月18日土曜日、イオン板橋で妻と待ち合わせ、黒沢清監督の『グリーピー 偽りの隣人』を見る。 前半は、引っ越し先の隣人が変わっていて、若い夫婦(西島秀俊、竹内結子)は戸惑う。不気味な隣人を演じる香川照之が怖い。このへんは、おもしろい。どうなっ…

廣木隆一監督、有村架純主演『夏美のホタル』を見る(6月17日)。

イオン板橋で、有村架純主演の『夏美のホタル』を見る。 写真学校へ通う夏美(有村架純)は、夏休みを利用して、閑散としたその村へ、ホタルの写真を撮りにくる。まだ幼いころ、父といっしょにやってきた想い出の場所だった。でも、年月が経って環境が変化し…

ウッディ・アレン監督『教授のおかしな妄想殺人』を見る。

日にちは忘れたが、1週間くらい前、「イオン板橋」で、ウッディ・アレン監督、ホアキン・フェニックス主演の『教授のおかしな妄想殺人』を見た。 人生に無気力で、死の願望にとりつかれた哲学教授が、市民を苦しめる悪徳判事を殺害する計画を立てることで、…

瀬々敬久監督『64 ロクヨン 後編』を見る(6月11日)

イオン板橋で妻と待ち合わせ、瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)監督、佐藤浩一主演の『64 ロクヨン 後編』を見る。 前編は、上下絶対の警察組織に属するむずかしさ、警察広報部と記者クラブの対立など、事件の背後にある重厚な描写が生きていて、それが映画に緊張…

「トットてれび」と『窓際のトットちゃん』

満島ひかり主演の「トットてれび」がおもしろくて、毎週たのしみに見てる。土曜日に予定があって家にいないときは、あらかじめ録画してもらっておいて、家に帰ると真っ先に見てしまう。もともと満島ひかりは好きな女優のひとりだったけれど、このトットちゃ…

阪本順治監督『団地』を見る(6月4日)

10時に池袋で妻と待ち合わせ、浦和の「ユナイテッド・シネマ浦和」へ阪本順治監督、藤山直美、岸部一徳主演の『団地』を見にいく。藤山直美と岸部一徳の主演ならおもしろいだろう、とおもって見にいったがおもしろかった。 きょうは、上映している東京の映画…

原節子の伝記を2冊読む。

原節子(1920年ー2015年)の伝記本を2冊読んだ。 ひとつは、貴田庄著『原節子物語 若き日々』。原節子物語 若き日々 (朝日文庫)作者: 貴田庄出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2016/03/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るデビュー当時の…

アルマンド・ボー監督『エルヴィス、我が心の歌』を見る(5月28日)。

5月28日土曜日、妻と池袋で待ち合わせ、渋谷のユーロスペースへ『エルヴィス、我が心の歌』を見にいく(午前10時10分より上映)。 早めにユーロスペースへ着いたが、早すぎて受付の階へエレベーターが停まらない。近くの喫茶店で、コーヒーを飲みながら時間…

中村義洋監督『殿、利息でござる』を見る(5月25日)

5月25日水曜日、イオン板橋で、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子が出演するコメディ『殿、利息でござる』を見る。予告編を見たかぎりではそれほど見たいとおもっていなかったが、ネットで高く評価しているひともいるので、試しに見てみたらおもしろかっ…

是枝裕和監督『海よりもまだ深く』と平成公園のバラを見る(5月22日)

妻の運転で、川越の「ウニクス南古谷」へ是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』(午前9時50分上映)を見にいく。 ★ 『海よりもまだ深く』は、母を樹木希林、息子を阿部寛と、『歩いても 歩いても』と同じ俳優を配置している。阿部寛の役名は、どちらも良多。予…

紀伊国屋ホールで、劇団俳優座『反応工程』を見る(5月21日)

姉の家に泊まった妻と池袋で待ち合わせ、新宿へ。11時から新宿中村屋でお昼。定番のインドカリーを食べながらビール2杯。3階のギャラリーで「中村不折展」をやっていたので見る。 13時30分から「反応工程」を見る。演劇は未体験に近いので、たのしみでもあ…

ボブ・ディランとエリック・クラプトンの新作が、5月20日にそろって発売!!

フォールン・エンジェルズアーティスト: ボブ・ディラン出版社/メーカー: SMJ発売日: 2016/05/25メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る ボブ・ディランの新作『Fallen Angels』は、前作『Shadows In The Night』に次ぐ、「ディラン、シナトラを歌う…

まもなく公開される、たのしみな映画2本。

映画館で予告編を見ていると、これは見たいな、という映画と、自分とは関係ないなあ、という映画と、どちらとも決められない、という映画がある。どちらとも決められない映画は、もっと情報がふえると見たい映画に移動する場合もあるし、自分とは関係ないな…