かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

黒澤明監督『野良犬』と、さいたま市「花の丘公園」(10月7日)。

10月7日土曜日。川越駅で妻のクルマで拾ってもらい、「ウニクス南古谷」へ「午前十時の映画祭」を見にいく。上映しているのは、黒澤明監督の『野良犬』。 1949年、公開の作品。ビデオでは、なんどか見ているが、映画館で見るのはひさしぶり。映像はきれいに…

フランソワ・トリュフォー監督『トリュフォーの思春期』を見る(10月1日)。

10月1日、日曜日。前日ネットで予約しておいて、「ウニクス南古谷』で、トリュフォー監督の『トリュフォーの思春期』を見にいく。 むかしの名画を上映する「午前十時の映画祭」のプログラム。 『トリュフォーの思春期』は、1976年の公開。一度は名画座などで…

菊池健雄監督『望郷』と「漱石山房記念館」(9月29日)。

9月29日、金曜日。新宿武蔵野館で、午前10時から、湊かなえ原作、菊池健雄監督の『望郷』を見る。原作(未読)6編のうち「夢の国」と「光の航路」を映画化。 「夢の国」 しきたりを重んじる家庭に育ち、島で故郷に縛られる生活をしていた夢都子は、大人にな…

「安倍政権そのものが国難」(日刊ゲンダイの記事から)

日刊ゲンダイ(Digital)の記事(9月28日)を読んでいたら、こんな記事があった。 「新自由主義にかぶれて、若者が安心して結婚や子育てができない格差固定社会をつくりだし、北朝鮮の暴発をあおっているのは誰なのか。そのうえ、この解散で北朝鮮に対する圧…

ヨン・サンホ監督『新感染 ファイナル・エクスプレス』を見る(9月19日)。

9月19日、火曜日。川越を出て、アパートのある「イオン板橋」で、ヨン・サンホ監督の韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を見る。ゾンビ映画は、1年前に、佐藤信介監督、大泉洋主演の『アイアムアヒーロー』(2016年)を見ておもしろかったけれど、…

『草原の河』と『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』をハシゴする(9月18日)。

9月18日、月曜日。祭日。 川越スカラ座へ、妻の運転でいく。見たのは、ソンタルジャ監督のチベット映画『草原の河』。おもしろいかどうか未知数。 こういう新しいものを期待して、賭けがあたり感動したのは、以前岩波ホールで見た中国映画『山の郵便配達』(…

ジム・ジャームッシュ監督『パターソン』を見る(9月16日)。

9月16日、土曜日。「ヒューマントラスト渋谷」へ、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』を見にいく。『パターソン』は、ぜひとも見たかった、というより、このところ見たい映画をどんどん消化しているので、「ぜひとも見たい映画」が品切れ状態。なので…

クリストファー・ノーラン監督『ダンケルク』を見る(9月15日)。

9月15日、金曜日。午前9時半からイオン板橋の映画館で、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』を見る。戦争映画でも、勇敢なヒーローを主人公にしたものは、予告編を見ても見る気がしないけれど、この作品はひとあじ違う映画だ、という気がしたので…

黒沢清監督『散歩する侵略者』を見る(9月11日)。

9月11日、月曜日。「イオン板橋」で、10時50分から黒沢清監督『散歩する侵略者』を見る。以前、佐藤信介監督のゾンビ映画『アイアムアヒーロー』(2016年)を見たが、この映画に出演していた長澤まさみが、この作品にも出ている。長澤まさみのホラー系映画の…

佐古忠彦監督『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を見る(9月10日)。

川越を出て、渋谷のユーロスペースで、佐古忠彦監督の『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を見る。 ユーロスペースは、これまでオンライン・チケットで席を確保できなかった。見るためには、早めに来て整理券をもらわなければならなか…

是枝裕和監督『三度目の殺人』を見る(9月9日)。

9月9日、日曜日。川越駅へ、妻にクルマで迎えにきてもらい、「ウニクス南古谷」へ、是枝裕和監督の新作『三度目の殺人』を見にいく。 出演は、福山雅治、役所広司、広瀬すずなど。役所広司は、是枝作品には、初出演。是枝作品に、殺人事件が登場するなど、は…

パティ・ジェンキンス監督『ワンダーウーマン』を見る(9月5日)。

9月5日火曜日、イオン板橋で、パティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン』を見る。 以前見たザック・スナイダー監督『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に、少しだけ登場してかっこよかったワンダー・ウーマンが、今回は主役の女性ヒー…

ダニエル・トンプソン監督『セザンヌと過ごした時間』を見る(9月2日)。

姉のマンションへ泊まった妻と池袋で待ち合わせ、渋谷Bunkamuraの「ル・シネマ」へ、ダニエル・トンプソン監督の『セザンヌと過ごした時間』を見にいく。 日本語のタイトルには、セザンヌの名前しかないけれど、映画の内容では、画家セザンヌと小説家ゾラと…

三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』を見る(8月31日)。

8月31日、木曜日。朝早く川越を出て、「テアトル新宿」で三島有紀子監督の『幼な子われらに生まれ』を見にいく。早く着いたので、近くの「ルノアール」で本を読みながら、開映時間を待つ。 読んでいるのは、芝木好子の短編集『洲崎パラダイス』。川島雄三監…

日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」で、『エル/ELLE』と『少女ファニーと運命の旅』をハシゴする(8月28日)。

8月28日、月曜日。日比谷の「TOHOシネマズ シャンテ」へ、ポール・バーホーベン監督の『エル』を見にいく。 ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェルは、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送…

轟夕起子特集で、『暢気眼鏡』と『第五列の恐怖』を見る(8月27日)。

ラピュタ阿佐ヶ谷へ轟夕起子の映画2本を見にいく。この映画館、むかし1度来たことがあるはずだけれど、すっかり場所を忘れていて、近くをグルグル回ってしまった。やっと探しあてたが、駐車場の奥の木々に隠れてあるので、近くまできていながら、なおわから…

原田眞人監督『関ヶ原』を見る(8月26日)。

8月26日、土曜日。「イオン板橋」の映画館で、原田眞人監督の『関ヶ原』を見る。原作は、司馬遼太郎。出演が、石田三成に岡田準一、徳川家康に役所広司。 正義感が強く、道理を通してものを考え判断するが、コチコチの固い性格に反発するものも多く、欲望を…

黒澤明監督『蜘蛛巣城』と原作『マクベス』。

シェイクスピア『マクベス』を、安西徹雄訳で、ひさびさに読んでみる。豊穣な言葉の応酬に感心しながら読了。そして、いつもそうだが、わたしの場合、『マクベス』を読むと、これを翻案した黒澤明監督『蜘蛛巣城』を見たくなる。 ★ 近くのTSUTAYAで、『蜘蛛…

池袋文芸座で亀井文夫監督の『戦ふ兵隊』と『上海』を見る(8月10日)。

時間ができたので、朝から池袋文芸座へいく。早めにいったけれど、すでに先にきているひとがずいぶんいた。 亀井文夫監督の『上海 -支那事変後方記録』と『戦ふ兵隊』を見る(実際に見たのは『戦ふ兵隊』、『上海』の順)。 ★ 『上海 -支那事変後方記録』は1…

ニコラ・ブナム監督『ボン・ボヤージュ〜家族旅行は大暴走』を見る(7月31日)。

7月31日月曜日、川越を出て、「ヒューマントラスト有楽町」にて、ニコラ・ブナム監督の『ボン・ボヤージュ〜家族旅行は大暴走』を見る。 フランス映画のコメディ。自慢の新車に家族一同のってドライブに出たのはいいけれど、ブレーキが故障。しかも、すべて…

越川道夫監督、満島ひかり主演『海辺の生と死』を見る(7月30日)。

7月30日日曜日。川越から妻といっしょに新宿へ。午前11時50分から「テアトル新宿」で、越川道夫監督、満島ひかり主演の『海辺の生と死』を見る。 早めに新宿へ着いたので、映画館からみて靖国通りの反対側にある「ルノアール」で朝飯。 チケット発券のため妻…

小林啓一監督『逆光の頃』を見る(7月22日)。

7月22日土曜日。「新宿シネマカリテ」で小林啓一監督の『逆光の頃』を見る。 原作はタナカカツキ(漫画だが、まだ読んだことがない)。主演は、高杉真宙(たかすぎ・まひろ)と葵わかな。葵わかなは、『サバイバルファミリー』で見たことがあるが、高杉真宙…

廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』を見る(7月18日)。

7月18日、火曜日。朝川越を出て、「ヒューマントラスト渋谷」へ廣木隆一監督の『彼女の人生は間違いじゃない』を見にいく。先日図書館で「キネマ旬報」を見ていたら、映画の紹介と主演女優のインタビューが掲載してあって、興味を惹かれた。 ★ 「さよなら歌…

永沼忠明さんのバンド「COMMA-DADA」のライブを見にいく(7月17日)。

7月17日月曜日、東京駅近くのライブハウス「HIT STUDIO TOKYO」へ、永沼忠明さんのバンド「COMMA-DADA」のライブを、妻と見にいく。はじめて行くところで、さいしょ場所がわからず、時間が迫ってちょっとあわてた。 ★ 整理番号が若かったので、前から2列目に…

丸木位里・俊ご夫妻の絵「大逆事件」を見にいく(7月16日)。

川越駅でクルマでひろってもらい、妻とN(息子)と3人で、東松山の丸木美術館へいく。丸木美術館は、ちょっとわかりにくい木立のなかにあるけれど、少し前に来たときの記憶があるので、今回は道に迷わなかった。 「丸木夫妻の『大逆事件』が公開されているか…

エレノア・コッポラ監督『ボンジュール、アン』を見る(7月15日)。

7月15日土曜日、日比谷の「TOHOシネマ・シャンテ」で、エレノア・コッポラ監督の『ボンジュール、アン』を見る。予告編を見ていて、年齢を経たダイアン・レインを見たくなった。 フランシス・フォード・コッポラの妻エレノア・コッポラが80歳にして初めて長…

「もやい展」を見にいく(7月8日)。

7月8日土曜日、中村橋駅近くにある「練馬区立美術館」へ「もやい展」を見にいく。 「もやい」とは=他の人と共同して事をしたり物を所有したりすること。(welio辞書より) 福島の原発事故を、写真と美術のコラボで企画された展覧会。 第一の部屋は、中筋純…

アンジェイ・ワイダ監督の遺作『残像』を見る(7月1日)。

池袋で妻と待ち合わせ、神保町の岩波ホールへ、アンジェイ・ワイダ監督の『残像』を見にいく。少し早く着いたので、神保町の古本屋を見て歩いていたら、小雨が降ってきたので、三省堂の2階の喫茶でひと休みする。 午前10時半、岩波ホールにもどってチケット…

成瀬巳喜男監督『乱れる』をDVDレンタルで見る(6月29日)。

乱れる [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/07/22メディア: DVD購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (45件) を見る きのうから喉がおかしく声が出ない。仕事を休んで、アパートでゴロゴロしている。 ひさしぶりに、成瀬巳喜男監督の『乱れる…

ペーテル・フリント監督『イエスタデイ』をDVDで見る。

6月24日土曜日。川越を出発し、妻と車で、熊谷の能護寺(のうごじ)へあじさいを見にいく。盛りをすぎているのか、雨が降らないせいか、あじさいは、あまり艶がよくなかった。それでも、境内いっぱいに咲いているあじさいは、ドンピシャな時期に訪ねたら、き…