かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

メモ

夏堀正元「虚構の死刑台〜小説・幸徳秋水」より〜続き(自分のためのメモ)

本からの抜粋。 日露開戦にむかってうわすべりしていく世論に敢然として抗して、反戦論を喧伝しようとする幸徳秋水(写真)と堺枯川(さかい・こせん)のたぎるような情熱は、退社後(注:を参照)1ヵ月の11月15日には『平民新聞』の発行となって結実した。…

夏堀正元著『虚構の死刑台〜小説・幸徳秋水』より

幸徳秋水は、日露戦争の当初、日本中が開戦の熱気に沸くなかで、徹底的な反戦論を説いた。 時を同じくして、ロシアのトルストイ(77歳)もキリスト信者の立場から非戦論を発表する。翻訳したのは、幸徳秋水と堺利彦である。 しかし、秋水は、同じ非戦を主張…

これから見たい映画(忘れないために)

tougyouさんのブログから 『サンセット大通り』→ヤフーで配信。 http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00041/v00056/v0005600000000314058/ 『マタンゴ』 『心の旅路』→ヤフー配信。 http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00041/v00056/v0005600000000314065/ 『氷…

3冊、雑誌を購入

1冊はシリーズで発売されている「ロック栄光の50年」。今日買ったのは1965年のフォーク・ロックの特集。ボブ・ディランを中心に、ディランとビートルズが融合した新しい音楽の時代的な背景をとらえようとしたもの。出たのは昨年末だが、このシリーズ全部揃…

ベストセラー「国家の品格」の品格?

結論からいうと、藤原正彦著「国家の品格」という本には、品格が感じられない。もともとアメリカ人向けに装いをこらして書かれた新渡戸稲造(にとべ・いなぞう)の「武士道」を、藤原正彦は、日本精神の手本として、疑問もなく書いている。歴史の中で、武士…

[読書]山田風太郎の本

「人間臨終図巻1」読了。まだ全体の1/3。神保町の本屋さんでtougyouさん推薦の「戦中派不戦日記」を購入する。読みかけの本が3冊あるので、それを読んだあとか、並行して読むつもり。

読みたい本と作家のメモ

■読みたい本 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」 西村賢太氏を、毎日新聞夕刊では、現代の「破滅型私小説作家」と紹介していました。これが西村氏の、はじめての単行本らしいです。東京出身。中学校を卒業後、港湾労働者、トラック助手、ガードマンなど……肉体…

ダラダラ考えることにしよう!

スパッと明言することは、あいまいさを残すもの言いより一見気持ちいいけれど、思考の枝葉を切り捨ててしまうことだと思う。多くのことは、それほど単純なわけではない。結論を急がず、ゆっくり考える習慣を身につけたい。