かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

もう1つもの足りなかった〜フランス映画「みんな誰かの愛しい人」

みんな誰かの愛しい人有名作家の娘で、容姿のパッとしない女性が主人公です。自分に近づいてくる人は、みんな父と接近するのが目的?……そんな僻んだ気持ちが抜けなくて、誰にも心を許すことができません。

父は若くて美しい二番目の妻を愛し、小さな赤ちゃんもいる。私のことには関心がないのかもしれない。

有名作家の娘がそうした心の僻みを脱して、周囲の人への信頼を見つけるまでのお話です。

言ってみれば、最初から終わりの見えているお話で、それをどれだけ手堅く映画にするかがみせどころ。役者もうまく、退屈はしませんでしたが、予想どおりの展開で感動ももう1つかな、というのが見終えたあとの印象でした

2004年 フランス映画。監督:アニエス・ジャウイ。主演:マリルー・ベリ、アニエス・ジャウイほか。飯田橋ギンレイホールにて【END】