かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

角田光代著「カップリング・ノー・チューニング」

カップリング・ノー・チューニング
ぼくは、はじめて買った中古のシビックに乗ってあてのないドライブに出る。最初は高校の時の同級生春香を同乗させて、ラヴホテルで1泊。しかしセックスは果たせず、春香の果てしのない昔話につきあわされる。

食事に寄ったレストランで、ぼくに「一緒に逃げよう」と突然誘うのは、ぼくのちょっと好みの女性友子。ふってわいた幸運に喜びながらビールをひっきりなしに飲み続ける友子と「南へ」向かってドライブを続ける。ラヴホテルに2泊し、セックスには成功するものの、友子は彼女を追ってきたバイク青年のもとに戻ってしまう。

ぼくがあった3番目の女性は、ヒッチハイカー。10歳くらい年上の彼女は、少しもぼくの欲望の対象にならない。しかし、彼女を乗せて、ぼくは大阪へ向かう……。

3人の女性とのふれあいを描くロード・ムーヴィー風小説。3人の女性が、それぞれ明確に描きわけられていて、おもしろく読めました【END】