『リンゴ・ラマ』でも健在ぶりを示したリンゴの新作が届きました。前作『リンゴ・ラマ』ではハード・ロック的なサウンドで、力強いドラミングを見せてくれましたが、今回はもっとポップな仕上がりで、1曲1曲の楽曲が印象に残ります。
タイトル作「チューズ・ラヴ」には、前作のハード・ロック的な感触が残っていますし、リンゴのドラムがかっこいいですよ。プロデュースのマーク・ハドソンが前作もそうですが、ドラマーとしてのリンゴを敬愛しているのが、よくわかります。
さらにはジョージを追想させるタイトルの「オー・マイ・ロード」もメロディ・ラインがきれいですし、「サタティスファイド」という曲は、どこかジョージとの共作「フォトグラフ」を連想させてくれます。リンゴはすべてを共作。ビートルズの4人目のソング・ライターは実に遅咲きでした(笑)。しかし、リンゴ本当に好調なんですね。聴いてください。
来日しないかなあ。