かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

10月9日は、ジョン・レノン65回目の誕生日です

1964年、ジョン・レノンは、すばらしい3人の仲間と一緒にぼくの前に現れました。強烈な「ツイスト・アンド・シャウト」のヴォーカルが、メンバーのジョンのものだと知ったとき、彼の歌に夢中になりました。

映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」のマネージャーを悩ますちょっとワルなジョンもカッコよかった。あの映画で、ぼくの、初期のジョンのイメージが決定しました。

ビートルズと離れながら、ジョンは「世界の平和」をメッセージするようになりましたが、少しずつ奇矯な行動も目立つようになりました。「平和運動は、彼の玩具なのか」そんな疑問をもったこともあります。わたしは、個人的にスタンド・プレイヤーが好きでありませんでした。

ビートルズ探検隊」のなかでも、ジョンの人気は圧倒的なんでしょうが、ぼくは彼の死後次第に膨れ上がってきた「平和の使者 ジョン・レノン」像にいまだなじめずにいます。

1980年にジョンは突然この世からいなくなってしまいました。享年40歳、若かったですね。25年前のあの1日が忘れられません。

ポール・マッカートニーは、「きみが与えた愛は、きみが受け取る愛と等しい」と、ビートルズのラスト・アルバムで歌いましたが、ジョン・レノンは世界に多くの「愛」を与えながら、それに等しい「愛」を世界から受けとったのでしょうか。

世界の愛=「永遠の名声」?

それをジョンはよろこんでいるのかな。

彼のこんな言葉を思い出します。

60歳になるのを楽しみにしているよ。それでも、ぼくはずっと憎まれ口を叩いているだろうね。車椅子に乗りながらさ。