かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

タイシホさん(広瀬孝志氏)の個展を見学

ビートルズ探検隊」のメンバー、タイシホさんの個展木版画)を見に、足利へ行ってきました。春日部でringoさんと合流。長い列車のなかでは、ずっと「バングラデッシュのコンサート」の話。

今回のDVDには、ボーナス映像が追加されていて、出演者たちのコンサート回想や、ジョージ・ハリスン+ボブ・ディランの「イフ・ノット・フォー・ユー」のリハーサル・シーン、そして昼の公演のみで演奏されたボブ・ディランの「ラヴ・マイナス・ゼロ」が収録されているということで、ringoさんから、その感想を詳しく聞く。そして、買ったばかりなのに、そのDVDを今日貸してもらった。

せっかく足利まで来たのだから、ということで天気のいいうちに、織姫神社ばんなを散歩。織姫神社の急階段を、ハアハアいいながら上り、上から足利の町や遠くの山を眺望する。休憩所によると、ここでも「バングラデッシュのコンサート」の話(笑)。

足利市の美術館の向かいにある石井画廊で、タイシホさんの個展を見学。タイシホさんとお会いするのは、ringoさんは3度目で、わたしははじめて。でも「ビートルズ探検隊」の投稿では、すっかりおなじみになっているので、一度ご挨拶すると、すぐにビートルズの話に(笑)。わざわざギターも用意されて、タイシホさんが、さわりだけビートルズの弾き語りを聴かせてくれました。

タイシホさんの木版画は、先にHPを通して見ていましたが、実際に拝見するのは、はじめて。ringoさんから、「タイシホさんの作品は、木がテーマになっているものがおおいですね」といわれて、「なるほど」と気づくのが、わたしのボンクラなところです(笑)。ringoさんは、キルト作品をつくられているので、見る目もわたしとは違うようで、控えめながら、作品の印象を話してくださいました。

‥‥なので(笑)、「絵心」のないわたしがわかったような感想はいわないほうが賢明ですけど、HPではわかりにくい、作者のこまやかな筆づかい(木版画だから筆ではないのかな?)、木々をゆるがす強風の力強さなど、実物ならではの迫力を楽しみました。

タイシホさんの作品は、どれも実物の風景というより、それが作者のなかへ1度とりこまれた「心象風景」といってよいでしょう。HPでは、もっと色彩のあでやかさが全体の印象でしたが、今回の個展に陳列された作品は、風にあおられる木々、雪をかぶった木々、紅葉する木々など、一種荒涼感のある「心象風景」が目立ちました。

また「ビートルズ探検隊」のメンバーにとってうれしいのは、先に話題になった「マッカートニー・ローズ」が作品化されて陳列されていたこと。1つは、ringoさんが自宅で咲かせたもので、もう1つは、Mさんが「京成バラ園」で見たというもの。

個展会場の前にちょうどいい居酒屋さんがあって、ここで祝杯。「思い切りビートルズの話ができるのはいいですね」と、タイシホさんがおっしゃるのに、全員同感。ringoさんが帰りの時間を心配するほど、ギリギリまでビートルズの話を楽しみました。

お客さんが来て、いったん個展会場へもどられたタイシホさんが、またわざわざ戻っていらっしゃいました。「また、お会いしましょう」と最後のご挨拶。「ビートルズ探検隊」のおかげで、初対面なのに、まるで旧知の懐かしい友人にあったような、楽しい気分。

すっかり暗くなった足利の町を、橋を渡り、少し急いで東武伊勢崎線足利市駅」へ向かいました。

◆個展の期間と場所は、こちらです。
◆タイシホさんの作品が見られるHPは、こちらへ