かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

志賀直哉「和解」の舞台〜我孫子の旧居跡

こんにちは、jinkan_mizuhoさん。「じんちゃんのつれづれ日記」で、志賀直哉「和解」についての記事を拝見しました。わたしは、志賀直哉の熱烈ファンなもんですから、一言トラックバックさせてください。

「和解」は、4、5年に一度くらい読み返しています。スジは、少年時代から衝突がたえなかった父と志賀の関係がそのまま書かれていますけど、二人がムリな感情的妥協をすることなく、和解する最後のシーンは、ちょっと感動的です。


■写真左は、復元された志賀直哉旧居の一部、右は旧居跡の説明パネル


でも、ぼくはそれ以上に、小説の舞台になっている我孫子の風景、肺の具合がよくなくて、転居してくる武者小路のことなど、志賀がとらえる鋭い描写(赤ちゃんの死んでいく描写もそうですね)や、当時の生活背景などに、興味がわきます。今年は、「和解」の舞台になっている我孫子にも足を運び、志賀直哉旧居跡や、その向かいにある「白樺文学館」にも立ち寄ってきました。

知人が志賀直哉の作品を読んでくださるのは、とてもうれしいです。「ビートルズを聴きましたよ」といわれるのと同じくらいに(笑)。

これからもjinkan_mizuhoさんのブログ楽しく拝見させていただきます。