今日アメリカの記者ラリー・ケインが書いた本「ビートルズ1964-1965 マジカル・ヒストリー・ツアー」を読み終えました。眠いので「ビートルズ探検隊」の投稿をそのままアップさせていただきます。探検隊のみなさんは、内容が同じですので、パスしてください。
狂気のようなツアーのなかで、ファンを大切にし、スターとして奢ることのない、自然体だったビートルズ4人の素顔が見えてきます。読んでいると、ますますビートルズが好きになってきます。もう、十分好きだとおもってたのに(笑)。
著者のラリー・ケインは政治記者で、ビートルズのツアーを会社から命じられたとき、いやなんですね。なんで、こんなわけのわからない芸能歌手の取材をやらなきゃならないのか、って。
しかし、そのラリー・ケインがツアーに同行していくうちに、4人の音楽、発言、人間性にどんどん惹かれていく。64年のツアーが終わるときは、いやだった仕事だったのに、別れ難い寂しさを感じるようになっていく、その過程もおもしろかったです。
翌年1965年には、よろこんで同行していく。そして、自分は大きな歴史的現場に遭遇しているんだ、ってことを認識していく、、、。
ブライアン・エプスタインをはじめ、マル・エバンス、ニール・アスピノール、そういったビートルズの側近が、ビジネスだけでなく、ビートルズを大切にしている、そのこともわかります。
なかでも、ブライアンは、愛情としかいいようのない特別な思いをビートルズに寄せている、、、そんなことも伝わってきます。
ブライアンは、いつも舞台の袖から、ビートルズのステージを見、身体をゆすらせ、時には涙ぐんでいたりする。そんなマネージャーっていないでしょうね。ビートルズが好きで好きでしょうがないんです。毎日ライヴを見ているのに、いつもいつも舞台の袖でビートルズを見ている。
ファンが警備を突破してビートルズに突進してきたとき、ブライアンは、自分が盾になって、ファンを阻止しようとする。いわゆる身体をはってビートルズを守ろうとする。ネクタイがひきちぎられ、よれよれぼろぼろになったダンディなブライアン(笑)。感動しました。
彼がビートルズを世界に紹介したことをラリー・ケインは、改めて強調もしています。
1964年-1965年、あのビートル・マニアが絶頂だった時代、何があったのか、その渦中でビートルズはどうしていたのか。
文庫ですから携帯して読めるので、お薦めです。