1966年6月29日早朝にビートルズがやってきてから40年になります。40年といえば、なんと半世紀より10年足りないだけですよ。びっくりしますね。1964年に、ビートルズは日本でも知られるようになりましたが、来日は「夢の夢」（このタイトル、ジョンの曲ですね）でした。来日を望む署名運動などは起こっていましたが、それをやっているひとたちも実際にビートルズが来日するとは、半信半疑だったでしょう。当時、日本には、人気が下り坂の外タレしか来ない、っておわれる風潮がありました。実際そうだったのかもしれません。
なのに、本当に彼らはやってきた！ 28日の夜来るって予定が、台風のために、翌日の早朝になってしまいましたが、本当にやってきました。
ビートルズは29日にやってきて、6月30日（1回）、7月1日（2回）、7月2日（2回）の計5回のコンサートを行いました。情けないことに、ぼくは自分が見たコンサートがはっきり特定できずにいたのですけど、今回ringoさんのおかげで、7月2日昼の部であった、ということがわかりました。あの日、ぼくはビートルズとともに日本武道館にいたのです。至福の時、でした。
しかし、マスコミや文化人（？）、当時の大人、そして残念ながら多くの同世代がビートルズ・ファンを攻撃したあの不愉快な時代を忘れられません。ビートルズ来日を思い出すことは、4人が日本の土を踏んだという信じられないような喜びとともに、ファン軽視でそれが行われたことへの苛立ちがよみがえります。
星加ルミ子も湯川れいこも、もちろん浅井慎平も、当時を振り返りそんな苛立ちや文句はいわないでしょう。なぜならそれは簡単なことで、彼らは、当時ビートルズのファンではなかったから、です。
1966年を回想するとどうも愚痴がおおくなりますけど、ビートルズの来日40周年を今祝福できること、すばらしいとおもいます。
