かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

倉敷へ

今日からN(息子26歳)と2泊3日の旅行。Nと二人で旅行するのは、去年の秋京都へ行って以来、2度目になる。


朝7時50分羽田発の飛行機で倉敷へ向かう。1時間ほどで岡山空港へ到着。空の旅は早い。1時間前には東京にいたのに。


心配なのは天気。しかし、空港へ着いたときは、倉敷へ向かうバスの窓ガラスに、小さな雨のしずくがかかっていたが、30分ほどして倉敷駅についたときは、強烈なカンカン照り。雨傘ではなくて、日傘がほしくなった。


  


荷物をロッカーに預け、倉敷の「美観地区」を散歩する。とにかく暑い。日陰を選ぶようにして、整備された川沿いに歩くと、観光用の船が通っていく。途中観光案内所の前を通ると、窓ガラスから、なまなましい女性の上半身がこっちを見ていて、ギクっとした(笑)。



中心の川沿いの道を逸れて、「本通り」という道へ折れていくと、古い町並で、畳屋、表具屋、提灯屋などの看板がある。


 


大原美術館では、ゆっくり時間を過ごした。東京の美術展では満員の頭越しに見るような混雑がおおく、足を向けるのがおっくうになっていたが、こちらでは目的のものがゆっくり見れる。エル・グレコ、モネ、ゴーギャンマティスモディリアーニなどの作品が、それぞれの点数は少ないが並んでいる。


西洋画が集められているのが本館で、分館には日本画が並んでいる。小出樽重、藤田嗣治梅原龍三郎など、なじみの名前の作品があったが、岸田劉生は、東京へ出張していた。係員の人からここの美術館の創立までの経緯を聞く。


大原美術館を出て、まだ時間があったので、少し先へ歩いて、「大山康晴永世名人記念館」をのぞく。むかし、弱い癖に将棋に凝っていたころ、よくテレビで(NHKの「早指し将棋」)大山名人の将棋を見ていたことがある。


夕方駅前のホテルへチェックインして、汗を流す。それから、チボリ公園のきれいな夜景を見ながら、園内を散歩する。入園が遅かったためか、どの施設を見ても、人が少なかった。


 


そのまま駅をまたいで、昼間行った「美観地区」の夜を散歩する。川沿いに並ぶ外灯にあかりがついていたが、暗くて、静かだった。


旅館のお客らしい人たちが7、8人(60歳台〜70歳台くらい)、浴衣姿でうちわをパタパタさせながら、夕涼みをしていた。


駅前の「朝まで屋」という飲み屋で(と、おもったら朝までやっているラーメン屋だった<笑>)、ビールと焼酎を飲んで、ホテルへもどる。疲れとお酒に酔ったのか、コンビニで買った缶ビールを、あける間もなく眠ってしまった。