かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

増村保造監督の2本


朝9時45分より、池袋の「新文芸座」で、増村保造監督の映画「でんきくらげ」と「しびれくらげ」を見る。見る前に全然予備知識がなかったが、ギンレイのアメリカ恋愛映画よりも、タイトルの妖しいこちらの方がおもしろそうなので(笑)。


2本とも渥美マリ川津祐介のコンビ。


純粋な一面がありながら、境遇的な不幸もあって、次第にしたたかに生きていく逞しい女性を描いている。


映画の仕立てはあまり綿密とはいえないが、渥美マリの肉体も含めて、存在感のある「女性」を造詣しているようにはおもえました。B級映画にはちがいないが、たのしい2本でした。どちらも1970年の作品。