こちらは日曜日、ギンレイホールで見たのに、更新を怠けていました。テレビでも放映したのですね。
昨年、評価が高かったので気になっていました。先にビデオも出ていて、周辺では「それほどではないよ」なんていう評価もあったりして。
ringoさんが「涙もたっぷり流れました」と書いておりますけど、じつはぼくも恥ずかしいくらい涙がとまりませんでした(笑)。スジは、わかっているし、話は通俗的なんですけど。でも、映画にはそういう通俗性はあっていいはずですね。映画は、もともとそういうものだったはずです。
この映画には、あたらしい試みや新鮮さは少ないとおもいますけど、観客を感動させる映画の底力のようなものがあるとおもいました。細部がよくできているのです。通俗でいて、おさえるところはおさえているのですね。
田舎の土臭い(ごめんなさい)女性たちが、特訓をうけてプロのハワイアン・ダンサーに成長していく。そこの描写にリアリティがあるかないか、それが映画のかんどころです。だから俳優は練習にたいへんだったとおもいます。
基調は、そういう感動ものがたりなんです。それを、どのように描くかが、つくりての手腕です。ハズしたら、目もあてられない(笑)。
出演者の松雪泰子(クールな美しさ!)、岸部一徳(このひと、ほんとに俳優としてすごい)、蒼井優 、山崎静代がすばらしいですね。このキャスティングをした制作者のセンスがすばらしい。
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