かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ソフィア・コッポラ監督『マリー・アントワネット』(2006年)

マリー・アントワネット オリジナル・サウンドトラック

14歳で単身オーストリアからフランス王家へ嫁ぎ、18歳で即位した世界一有名な王妃マリー・アントワネット。最も愛され、最も憎まれた王妃の、誰も知ろうとしなかったティーン・エイジャーでありながら過酷な状況の中で成長する姿をマリー自身の視点で描いたソフィア・コッポラの意欲作!!


★(「ギンレイ通信」Vol.99より)


『華麗なる恋の舞台で』と『マリー・アントワネット』をギンレイホールで見て、帰ろうとしたら、映画館のなかから外へと、次の上映を待つ列が並んでいます。これだから、映画は初回から見るのが一番だなあ、とおもいました。初回は、ゆうゆう荷物を隣において見られたのに。しかし、名画座が混むのはよいことです。こんなにいっぱい映画ファンはいるんだ。

それからもう1つ。並んでいる80%が女性。世代はまちまちですが、とにかく女性ばかり目につきます。つまり、この2本は、そういう映画だったのだ、と終わってから気づきました(笑)。


 


そんなわけで、ぼくにはよくわかりません。等身大の女性として、マリー・アントワネットを描いたといわれても、宮廷の華やかな生活にはなんの共感もそそられませんし。豪華な宮殿と庭園、お召し物……は女性の興味をそそるものでしょうが、4畳半の極貧荘に暮す身には、接点がございません(笑)。

ただ圧倒的にかっこよかったのが音楽。パンクというかグランジというか、今の音楽傾向をよく知らないので、ついついむかし聴いていた音楽にふるいわけしてしまいますが……楽器の数がすくなくて、ヘタウマ。ガンガンからだに響いてきます。


公式サイトにはこんな説明がでていました。

作品の音楽的カラーを決定づけているのは、70年代後半から80年代にかけて隆盛を誇った、いわゆるポスト・パンク〜ニュー・ロマンティックと呼ばれるポップ・ミュージックだ。数奇な運命を生きた18世紀の王妃物語にポップ・ミュージック、というだけでソフィアのこれまで以上に過激な演出がうかがえるが、そのセレクションは、さらに示唆的だ。ギャング・オブ・フォー、ニュー・オーダーザ・キュアーといったポスト・パンク・バンドが発信していた、社会性、もっというなら革命への期待感といったもの。そして、けばけばしい化粧を施し、本能的な土着リズムと過剰なファッションを強引に合体させたパフォーマンスで世間をあっと言わせたアダム・アントに代表されるニュー・ロマンティック・ミュージック。その後、、、、、



★『マリー・アントワネット
公式サイトの音楽解説より


まだまだ解説は長く続きます。書いているのは「ロッキング・オン」の宮嵜広司氏。正直、ぼくは引用した文章の半分も理解できないのですが(笑)。

もっと詳しく読みたい方は、公式サイトからはいって、「ABOUT THE MOVIE」→「MUSIC」を選択してください。