■朝の飛騨国分寺
9時30分発のバスまで時間があったので、寝ているNを置いたまま、朝の高山をもう一度散歩する。雨はすっかりあがって、いい天気になっていた。
最初に「飛騨国分寺」へいく。ここの三重ノ塔と大イチョウを見る。
★国分寺の三重ノ塔
★国分寺のお地蔵さま
朝市は、観光客が少ないのか、出ているテントのお店もまばらで、活気がまるでなかった。
町を適当に眺めながら歩いていたら、高山陣屋の方から歩いてくるNと出会う。一緒に洋食屋さんで、朝食をとる。
9時30分、バスで白川郷へ向かう。約1時間の旅。
■白川郷の立呑みへ寄る(笑)
白川郷も雪だった。展望台へ登ると、村が一望に見渡せた。天気もいいので、観光客は高山より多かった。
★白川郷の風景
「白川郷の湯」という立ち寄り湯で、汗を流す。喉がかわいて、ビールを飲みたかったが、食事処が休み時間にはいっていた。
文化財になっている民家の中を見学したい、というNとわかれる。
ビールを探しながら、ひとり村を歩いていると、地酒の立呑み屋があった。早速寄って、飛騨牛コロッケをつまみに、地酒とビールを飲む。おみやげ屋さんの立呑みコーナーだが、こういう山の中で立呑みできるとは、乙なものだ(笑)。
みやげ物屋が店を閉めるのが早い。16時頃になると、まだ観光客がバスを待っているのに、バタバタ店を閉め出している。バス停で、Nと合流する。
17時半のバスで、金沢へ向かう。村の中を長く歩いたので、あたたかいバスに乗ると、眠くなった。
高山、白川郷と、時代がむかしにもどったような景色に親しんでいたので、金沢駅へ着くと、びっくり……大都市の駅だった。急に時間が現代に戻ったような心持ちになる。
宿に荷物をあずけ、Nと一緒に夕食に出る。
最後の夜は、Nと二人でゆっくり飲もうとおもっていたら、なかなかおもうようにはならない(笑)。
Nはバス停に並んでいるひとに何か聞いてきて、これから金沢のライトアップの周遊バスが出るから見にいかないか、という。
Nは、酒よりは町の見物が優先だ。わたしは、ライトアップよりもお酒(笑)。今夜も、Nと別れて、ひとりの夜になった。
ひとりなら、カウンター中心の居酒屋がいい。町はずれに、「おふくろさん」という小さな居酒屋があったので、外からみると、座席はカウンターしかなかった。寄ってみる。
「ひとりですが」
「どうぞ」
他の客は、2組で、それぞれひとり客。これなら、気楽に飲める。湯豆腐で、熱燗を2合。焼き魚で、さらに焼酎のロックを一杯。いい気持ちになる。
金沢の夜を、居酒屋でひとりで過ごすのもいい。Nは、ライトアップされた金沢の町を、いつものように歩きまわっているだろう。
2組のひとり客(どちらも常連らしい)が帰って、新たに、5人の男女がにぎやかに飲みはじめたとき、もう一軒別の居酒屋を探すつもりで、そこを出た。