以前市川を案内してくれたDさんから、今回は京成中山駅に近い法華経寺を案内してもらう。
京成中山駅でDさんと待ち合わせたが、こちらが先に着いて時間があったので、先に寺の参道を歩き始めた。駅から、商店街の中を参道が長く続いている。
古い山門を眺めていると、Dさんがゆるい坂を登ってきた。
「すみません、時間の読みが甘くて」
それほど、遅れていないのに、恐縮していた。
一緒に、ゆっくり境内を散歩する。
広い境内のなかには、、紅いの五重塔・大仏・祖師堂・絵馬堂・聖教殿などがある。
★紅の五重塔
★大仏と五重塔
一度境内を出て、常光院を見て、奥の院までいってみる。周辺は寺(子院)がたくさん並んでいる。
JR中山駅まで歩いて、電車で市川までいく。
市川駅にある、立ちそば兼居酒屋の「ふじくら」で、酎ハイ。話がはずんで、5杯飲んでしまった(笑)。次があるというのに……。
昼食は「ふじくら」で軽く一杯ね、と、Dさんと最初から決めていた。「ふじくら」は、安いし、かき揚げをそばつゆで食べるツマミがおいしい。それにしても、あとがあるのに、5杯はまずいぞ!(笑)
市川駅から、手児奈(てこな)伝説にもゆかりのある「真間の継橋」まで歩く。前回ここへ来たときは、もう暗くなって橋がよく見えなかった。
★手児奈(てこな)伝説=手児奈は、絶世の美女で、多くの若者の求愛を受けながら、男たちの激烈な求愛競争を怖れ、「わたしがいなくなれば、こんな争いもなくなるでしょう」と、海に身を投げて死んでしまった。万葉集に手児奈に関する歌が収集されている。
<真間の継橋>の案内板には、こうある。
「足(あ)の音せず 行かむ駒もが 葛飾(かづしか)の 真間の継橋 やまず通はむ」
<足音をしない駒がほしい、葛飾のままの継橋をいつも手児奈のもとに通いたいものだ>という歌で有名になり、読み人知らずの歌であるが、当時の都びとにまで知れわたっていたのである。
★ ★ ★
小岩のホルモン焼き屋の前で、酒豪のIさん、スポーツ万能のギタリスト・Oさんが先に待っていた。二人とも体格がいいので、遠めでもわかる。Dさん、Iさん、Oさん、とそろって飲むのは2度目。
レバ刺しと串焼きをつまみに再びカンパイ! これでまたコレステロールの数値があがってしまうだろう、と後悔しながら、レバ刺しをお代わりしてしまった(笑)。
Oさんとブルース・ロック・バンド、<フリー>の話で盛り上がる。フリーの話ができるひとと会ったのは久しぶりだ、とOさんが喜んでくれる。
明日仕事のDさんと別れ、Iさん、Oさんと京成関屋の居酒屋で三次会。この辺でもう記憶はあやしくなる。あとはいつものグズグズで、極貧荘へ帰ることをあきらめ、Iさんとともに、関屋の会社へ泊まる。