■『The Beatles come to town』
最古のビートルズ映画がこれです。1964年、東京では、リバプール・サウンドがまとめて登場するイギリス映画『ポップ・ギア』と併映で、公開されました。10分程度の短編記録映画です。
すでに『ビートルズがやってくるヤア！ヤア！ヤア！』は、日本で公開されていましたが、この映像はそれよりも古い、1963年のビートルズをとらえています。
『ビートルズがやってくるヤア！ヤア！ヤア！』というおかしな邦題のもとは、きっとこの短編映画「ビートルズが町にやってくる」とタイトルがヒントになっているのだろう、とぼくはおもっています。
中学3年生のぼくは、ビートルズに夢中でした。ビートルズが演奏する「ツイスト＆シャウト」は、ぼくがはじめて体験した強烈なハード・ロックでした。
この映像では、撮影会や楽屋でふざけるビートルズ、そして「シー・ラヴズ・ユー」と「ツイスト＆シャウト」のライヴを見ることができます。ああ、懐かしい！
ここから、ロックの新しい歴史がはじまったのです。
