かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

元旦は映画の日

朝、富士見有料道路の途中にあるスーパー銭湯はつかりの湯」で朝風呂にはいる。元旦から混んでいた。久しぶりに、1時間以上、温泉とサウナと水風呂を楽しむ。



10時半より、新しくできた南古谷ユナイテッド・シネマで、佐藤嗣麻子監督『K-20 怪人二十面相・伝』を見る。


小さなころ、ラジオで毎日「少年探偵団」の連続ドラマを聴き、貸し本屋へ通い、江戸川乱歩の「怪人二十面相シリーズ」を読んだものとしては、気になる映画化。


スローモーションを多用した中国風アクション映画になっていた。CGで描かれる帝都日本の映像もおもしろい。江戸川乱歩を離れて、SF風に書きかえられた<怪人二十面相>(原作:北村想)だ。


続いて13時から 福澤克雄監督『私は貝になりたい』を見る。フランキー堺主演のオリジナルは、小さなころ見て、強い感動を受けている。B級戦犯という言葉もはじめて知った。同じ作品を、橋本忍自身が再びシナリオを書き、映画化した。


リメイクは、メロドラマになっていた。感情表現がオーバーになり、感動を押しつけようとするだけ、テーマが甘くなっている。主演の中居正広はじめ囚人が、刑務所に暮らしながら、いつもきれいにひげをそっているのも気になった。


旧作が150円で借りられるというので、新しくできたレンタルDVD屋さんに寄ってみる。


家に見たい映画がいっぱいあるので借りるつもりはなかったが、野村惠一監督『小津の秋』(沢口靖子藤村志保主演)というのがあったので、借りる。こういう映画があるのを全然知らなかった。


バンド・デュ・ラック・ライヴ [DVD]
鍋をつまみに酎ハイを飲みながら、見る。何が小津なのか、というと、小津安二郎の別荘があった蓼科が映画の舞台、というくらいで、特に関連はない。しかも、小津安二郎の映画にはありえない、安価な感傷過多の表現が気になり、途中で見るのがいやになる。


口直しに、エリック・クラプトンリンゴ・スターゲイリー・ブルッカーロジャー・テイラーケイティ・メルアなどが出演している『バンド・デュ・ラック・ライヴ』というDVDを見る。