少し前にふらんぼうさんがmixiのなかで第二期ジェフ・ベック・グループの『ラフ・アンド・レディ』を紹介していました。
で、そのときもコメントしたのですが、ぼくはジェフ・ベックの歌ものアルバムでは、圧倒的にこの第二期ジェフ・ベック・グループが好きなのですね。
ハード・ロックでありながらソウルフル、演奏はルーツ・ロックでありながら、時代を先駆けて洗練され、のちにジェフ・ベックが『ブロウ・バイ・ブロウ』や『ワイヤード』へたどりつく、革新性の発芽が、第二期ジェフ・ベック・グループにはもうあるんです。
ロックとブルースが融合したバンドは、60年代からありますけど、ソウルとロックがこれほど斬新に調和されたのは、第二期ジェフ・ベック・グルーフしかなかったのでは、というのはぼくだけの感想なのかな?
ヴォーカルがはいるだけ、第二期ジェフ・ベック・グループは、インストのジェフ・ベックよりなじみやすく、いつ聴いてもたまんないです(笑)。
第二期ジェフ・ベック・グループのメンバーは……
という布陣です。
名曲がそろった2枚のアルバムから、なかでもぼくが特別に好きな「ゴーイング・ダウン」をアップします。
ボブ・テンチのソウルフルなヴォーカルを中心に、ジェフ・ベックのギターに執拗にからみついていくマックス・ミドルトンのピアノがとてつもなく素晴らしく、さらには、のちにヘヴィ・メタルの伝説的なドラマーになる、若き日のコージー・パウエルの繊細なドラム・プレイも、これがまた聴きものです(笑)
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●オリジナル・ヴァージョン
残念ながら第二期ジェフ・ベック・グループが「ゴーイング・ダウン」をライヴ演奏した映像はないので、ジェフ・ベックとスティーヴ・レイ・ヴォーンの共演ライヴをアップしておきます。
これも相当なもんですね(笑)。