かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

6月に発売されるジョージ・ハリスン・ベスト盤の中身は・・・

George Harrison『Let It Roll: Songs By George Harrison


01. Got My Mind Set On You
(from Cloud Nine, 1987)
 
02. Give Me Love (Give Me Peace On Earth)
(from Living In The Material World, 1972)
 
03. The Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
(from All Things Must Pass, 1970)
 
04. My Sweet Lord
(from All Things Must Pass, 1970)
 
05. While My Guitar Gently Weeps
(from Concert For Bangladesh Soundtrack, 1971)
 
06. All Things Must Pass
(from All Things Must Pass, 1970)
 
07. Any Road
(from Brainwashed, 2002)
 
08. This Is Love
(from Cloud Nine, 1987)
 
09. All Those Years Ago
(from Somewhere In England, 1981)
 
10. Marwa Blues
(from Brainwashed, 2002)
 
11. What Is Life
(from All Things Must Pass, 1970)
 
12. Rising Sun
(from Brainwashed, 2002)
 
13. When We Was Fab
(from Cloud Nine, 1987)
 
14. Something
(from Concert For Bangladesh Soundtrack, 1971)
 
15. Blow Away
(from George Harrison, 1979)
 
16. Cheer Down
(from Lethal Weapon 2)
 
17. Here Comes The Sun
(from Concert For Bangladesh Soundtrack, 1971)
 
18. I Don't Want To Do It
(from Porkys Revenge soundtrack, 1984)
 
19. Isn't It A Pity
(from All Things Must Pass, 1970)


どれを選んでどれをはずしてもファンがなっとくのいかないのがベスト盤の常ですけど、まあまあこういうものかな、という気は一応いたします。不満をいったらキリがありませんが、ともかく一応ですね(笑)。


2枚組とか4枚組ならともかく、1枚のベスト盤でジョージのソロ・キャリアが網羅できるわけないですもんね。



収録曲のなかで、これまでちょっと入手しにくかったのは「16.Cheer Down」と「18. I Don't Want To Do It」。


「16.Cheer Down」は、ジョージとトム・ペティの共作。以前はジョージのベスト盤『ベスト・オブ・ダークホース』に収録されていましたが、現在このCDは廃盤。軽快なナンバーで、ジョージのスライド・ギターが聴きものです。日本公演でも、ジョージは自分でスライド・ギターを弾きながら歌いましたよ。



「18. I Don't Want To Do It」は、ボブ・ディランの作品のようですが、ぼくは残念ながらディランが歌うこの曲を知りません。ディランのオリジナル・アルバム以外に収録されているのか、あるいは、ディラン作品でも、ジョージ・ヴァージョンしかないのかも・・・。


この曲は映画『Porkys Revenge』のサントラに収録されているらしいですけど、ジョージのファンがそのサントラを買う必然性はそれほどないので、これまで聴くチャンスがなかった1曲だとおもいます。


今回のベスト盤で、「18.I Don't Want To Do It」が収録されたのが、一番の収穫かもしれません。


ぼくは、むかしラジオからこの曲が流れてきて、一度も聴いたことがないけど、とにかくこれはジョージの声だし、いつのまに新曲が出たのだろうか、と興奮したことがありました。



「05. While My Guitar Gently Weeps」
「14. Something 」
「17. Here Comes The Sun」


は、すべて『バングラデッシュ・コンサート』のライヴ。ということは、このライヴ盤を持っていれば、あらためて買う必要なし。



今回のこのジョージの新しく出るベスト盤は、ジョージの熱烈ファンのためのものではなく、いままでジョージの音楽に親しむ機会を逃していたひとたちをターゲットにしたベスト・アルバム・・・というような気がします。


ジョージの音楽の魅力が伝わればいいけれど。


★ ★



●これが秘蔵の1曲、「I Don't Want To Do It」ですよ。いいでしょ(笑)。





●これがアルバムのタイトル曲になっている「Let It Roll」。正式なタイトルは、「The Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll) 」。