1986年、一般のアメリカン・チャートにロバート・クレイの「Smoking Gun」が登場しました。黒人のブルースが一般チャートに登場するのは非常にめずらしいことだったらしいですね。それも80年代にブルースの新曲が・・・。
そのころはまだ、地上派のテレビでMTVのプロモーション映像を連日のように流していたんです。
で、はじめてロバート・クレイを見たとき、「さっぱりしているブルースだなあ」とおもいました(笑)。
ヒット曲「Smoking Gun」はこれまでのドロドロしたブルースとはちがい、どこか爽快感がありました。
薄味というわけでもなく、時代のスマートさをいい意味で表現しているような気がしました。簡単にいうと、要するに聴きやすいんです(笑)。
はじめて買ったアルバム『Strong Persuader』はよく聴きましたし、来日公演も見ました。
渋谷公会堂だったか、日本青年会館だったかハッキリしませんが、それほど広くない会場の、前から3、4列目で、彼のすばらしいギターを目前に見た記憶が鮮明に残っています。
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●ロバート・クレイを、はじめて見て聴いた「Smoking Gun」。
●エリック・クラプトンは1985年のアルバム『August』で、この「Bad Influence」をカバーしている。