かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(一番多く見た映画です)


ビートルズ探検隊」へ投稿した記事ですが、自分にとっても、ビートルズに関する忘れられない想い出なので、ブログにもコピーさせていただきます。




リチャード・レスター監督『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』(1964年)


ぼくは、この映画を何回見たろう、40回、50回、60回・・・そのくらいまでは映画館で見たので数えていましたが、あとはフィルム・コンサート、ビデオ、再上映ロード・ショー、DVDなどで見たので、数えるのをやめてしまいました。


好きな映画は何本かありますが、これほど何度も見た映画は他にありません(笑)。


ビートルズを、初めてリアル・タイムで買ったLPがこの『ヤア!ヤア!ヤア!』。映画と相乗効果で、毎日毎日ビートルズのことばかり考えていました。動くビートルズをはじめて見て、ショックだったんです。


たった15年くらいのそれまでの人生だったけど、こんなに心を直撃するものは見たことがない!


ロード・ショーからはじまって、二番館、三番館へ。


新聞の映画欄を連日チェックして、東京や埼玉の、当時はたくさんあった安い名画座を、ビートルズの追っかけそのままに、見て歩きました。一度入ると入替制ではない限り、2回、3回と見ます。朝から夕方まで見ていたりします(笑)。だから、回数が増えるんですけど(笑)。


<家に帰れば>、アルバムを毎日繰り返し繰り返し聴いていました。


ぼくにとっては、武道館のコンサートよりも、この映画で出会ったビートルズが衝撃でした。




■映像&音楽


●「ハード・デイズ・ナイト」・・・胸がしめつけられるような映画のはじまり。ここから、世界のビートルズが、もっというと、新しい自己表現としてのロックがスタートした。


●「恋する二人」・・・日本ではタイトル・ソング以上にヒットした。ジョンの声がとても美しい。列車のなかで4人がトランプする楽しいシーンが目に焼きついています。後のジョージ・ハリスン夫人、パティ・ボイドの可憐な姿も。


●「恋におちたら」・・・3人のリンゴいじめが続いている。リンゴにちょっかいを出しながら歌い始めるジョン・レノン。浮かない顔をしていたリンゴが、曲がはじまりドラムを叩きだすと、自然に笑顔がひろがっていく。リンゴの表情の変化に注目!