かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

塚本晋也監督『六月の蛇』(2002年)


六月の蛇 [DVD]

青みがかったモノクロームの画面と、雨垂れの音に引き込まれる。
神足裕司演ずる潔癖性の夫、黒沢あすか演ずる妻、ストーカー男(塚本晋也)の三人の織り成す愛の物語。
とても美しい映画でした。


(「関心空間」より)


まさにその通りの強い磁力を持った映像なのだけど、途中ストーカーが夫を殴る蹴るの暴力シーンが出てきて、見るのをやめてしまった。これだけ執拗な暴力シーンが必要なのだろうか。


道徳的な問題ではなくて、生理的に耐えられなかった。