かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

ストーンズ〜オルセー美術館展〜立呑み「たきおか」・・・真夏の散歩


久しぶりに町歩きをしようと、午前10時過ぎ、極貧荘を出る。


東上線池袋駅へ出て、池袋の北口を散歩。本で見て、一軒寄ってみたい食堂(酒も飲める)があったので、場所を探す。駅から5〜6分でみつかったが、11時からの開店で、閉まっていた。


日差しが強くなって、暑い。24時間営業の安い居酒屋へ寄る。


ビール1杯、酎ハイ2杯、まぐろの刺身、コロッケ、やきそば・・・で、朝飯&昼飯。


タイムサービスで、ビールは150円、酎ハイは100円。ただし、安いという以上、あまり特色のない居酒屋だけれど。


中は、8割くらい席が埋まっていた。






ローリング・ストーンズの『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』を見るため、JR渋谷駅へ。


東急本店の横の道を通り過ぎて、駅からは7〜8分ほどのところに小さな映画館があった。


チケットを買って午後1時の上映時間まで50分ほど時間があったので、映画館のなかにあるお店でビールを飲みながら、鶴見俊輔著『柳宗悦』(平凡社)を読む。


午後1時から、アルバム『メイン・ストリートのならず者』ができるまでのドキュメンタリーを見た。映像は少なく、画像を組み合わせて、構成している。


わたしには、マーティン・スコセッシ監督の『シャイン・ア・ライト』を見たときのような感動はなかった。70年代少しストーンズと離れていたときにできたアルバムだから、同時代感が薄いのかもしれない。それと、お酒が効いて、眠かった。この映画はDVDも予約してあるので、あとでゆっくり見直すことができる、という油断もあった。


映画館の外は炎天下だった。なるべく日陰を探しながら、渋谷とは逆方向に、代々木公園に向かって12〜13分歩く。



千代田線の代々木公園駅から乗り、乃木坂駅へ出て、「オルセー美術館展」を見る。


不安的中で、すごいひとだった。チケットを買って10分ほど並び、会場へはいってみたが、黒やまのひとの向うに作品がある、というような印象。とても、近づいてゆっくり見れる状態でない。


近づいて見てみたい作品も、どんどん飛ばして、モネ、ドガシスレーセザンヌ・・・などの著名な作品を遠く見る。


ポール・シニャック、ジョルジュ・スーラ、カミューユ・ピサロの静かで、どこかあったたかみのある作品も、斜め読み。


ゴーギャンゴッホゴーギャンはなんとかひとごみを割って見れたが、特に、ゴッホの作品の前はたくさん人が押し寄せていた。


視野のどこかしらをひとがさえぎるので、作品の全体を見ることができない。ゴッホは、まだ日本では知られていなかったころ、武者小路実篤が、ドイツの雑誌で発見して興奮し、「白樺派」の仲間のあいだを見せて回った、という話を読んだ。以来、自分の中でも、特になじみ深い画家だったが、接近はあきらめる。


ピエール・ピュヴィ・ド・シャバンヌの「貧しい漁夫」は、切なさがきわまって、もう笑ってしまうしかない作品だ。妻を母を失い、この先どうしてよいかわからない父と子の悲しい姿が描かれている。この切なさがきわまって、笑ってしまうしかない、という感覚は、つげ義春の「無能の人」を連想してしまうが、つげ作品には、笑いを作者が意図しているゆとりがあるだけ、救われる。




●ピエール・ピュヴィ・ド・シャバンヌの「貧しい漁夫」




以前、息子のNaoが、「アンリー・ルソーの絵は、ビートルズの『リボルバー』みたいだね」といっていた。


アンリー・ルソーの絵が2枚並んでいた。「戦争」、「蛇使い」。この独特の筆遣いは、遠目からでもすぐわかる。


ルソーのようなタッチで、ビートルズの4人を描いた『ビートルズ バラード』という企画アルバムのジャケットがある。


どうかな? このアルバム・ジャケットからアンリー・ルソーを連想するのは、ぼくだけだろうか。



●アンリー・ルソー「蛇使い」





ビートルズの企画アルバム『バラード




しかし、こうして実際並べて見たら、あまり似ていないような気がしてきた(笑)。



午後4時台という時間帯にお酒を飲もうとすると、場所は限定されてしまう。


千代田線の乃木坂から表参道で乗り換え、銀座線で上野へ出る。最近またよく行くようになった立呑み「たきおか」へ寄る。


まぐろ刺身(200円)、肉豆腐(300円)、やきとりの皮2本(200円)、あじなめろう(200円)、野菜天ぷら(150円)、をつまみに、酎ハイ(290円)2杯、ハイボール(290円)2杯で、満足。


上野から池袋へ出て、東武東上線で1週間ぶり川越へ帰る。