かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

是枝裕和監督『奇跡』を見にいく(6月11日)。


はじめに検索したときは、東武練馬の映画館は上映館リストになかったのに、直前にもう一度映画館を調べたら、上映予定にはいっていた。


この「ワーナーマイカル板橋」は、館主のセンスなのか、ミニシアターものの上映もおおく、とてもたのもしい。


上映初日(6月11日)なので、12時20分からのを見るのに、11時にチケットを買いにいく。無事チケットを買ったので、いっしょにいく家人とは、12時15分に、映画館のある5階で待ち合わせた。



是枝裕和監督『奇跡』は、期待どおりのすばらしい映画だった。


ひとつひとつのシーンが映画的にではなく、もっと自然に流れていく。子供たちの会話のおもしろさに、なんども笑ってしまった。



樹木希林原田芳雄橋爪功、オダギリ・ジョー、大塚寧々、夏川結衣阿部寛長澤まさみ・・・こんな贅沢な俳優が、子供たちの脇を固めている。


しかし、、、


誰もことさらな見せ場をもたない。もったいないのでは、とおもえるくらい、脇役に徹している。



表立った奇跡は起こらない。でも、奇跡を願って旅をした子供たちの心には、目には見えない小さな奇跡が起こっている。


『奇跡』は、是枝版『スタンド・バイ・ミー』だった。