- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2010/05/05
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先日久しぶりにロベール・アンリコ監督の『冒険者たち』(1967年)を見たら、ジョアンナ・シムカスがいいので、次いで『若草の萌えるころ』もネットでレンタルして、見ました。
『若草の萌えるころ』は、ジョアンナ・シムカスの魅力を徹底的に映像化した作品なんですね。カメラはほとんど彼女ばかり映していますけど、それがまたじつにいいので・・・夢中で見てしまいました。
イングリッド・バーグマンやデボラ・カーのハリウッド映画を見て、彼女たちを美しいと感じても、それはどこかよそゆきの憧れですけど、『若草の萌えるころ』のジョアンナ・シムカスは、手が届きそうな、恋人にできるかもしれない女性におもえてしまう、それがやっかいなんですね(笑)。
夜の街を歩く姿、物憂く沈む表情、ときおり見せる幼い笑顔・・・映画をみていて、ほとんど彼女のひとつひとつの表情に釘付けになってしまいます。
あのころ、『冒険者たち』を見て、それからこの『若草の萌えるころ』を見て、わたしは、ジョアンナ・シムカスに恋をしていた、そんな懐かしい、ちょっと切ない感情をおもいだしました。