ジョージ・ハリスン『ジョージ・ハリスン帝国』（1975年）

ジョージ・ハリスン帝国

（「ビートルズ探険隊」の投稿を少しだけ書き換えました）

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深い世界に入り込んだというか、迷い込んだというか、ともかく『帝国』はファンしか足を踏み入れないようなディープなジョージ・ハリスンのアルバムです（笑）。

このアルバムのジョージ・ハリスンは、声が泣きっぱなし、曲想は暗く、アルバム・タイトルの『ジョージ・ハリスン帝国』なんて勇ましさは、まったくないです。唯一アップテンポの「You」でも、声が裏返ってしまっているし。

この情けなさが楽しめるかどうかですけど、発売された当時は、あんまり声が裏返っているので、いちじきジョージから離れたくらいです。

ジョージ自身、この時期あまり精神的にいい状態になかったのだとおもいますけど、そういうものが音楽に反映されてしまうタイプのミュージシャンということでは、ジョン・レノンに共通するものがありますね。ジョンのように、直接一人称で自分のことを歌ったりはしませんけど。

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好きな曲は、、、

• ギターが泣いている - This Guitar (Can't Keep From Crying)
• ウー・ベイビー、わかるかい - Ooh Baby (You Know That I Love You)
• 悲しみの世界 - World Of Stone
• つのる想い - Can't Stop Thinking About You
• 哀しみのミッドナイト・ブルー - Tired Of Midnight Blue
• 暗い偽り - Gray Cloudy Lies

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邦題みてもわかりますけど、暗い曲ばかり。むかし、あまり精神状態がよくないときに、どっぷり聴きました（笑）。

ちなみに、このアルバムから、ジョージは1曲もライブで演奏したことがないのでは、とおもいます。

しっとり、聴きたかったなあ（笑）。

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●「ウー・ベイビー、わかるかい」。

●「つのる想い」。