かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

近藤富枝監修『荷風流 東京ひとり歩き』


荷風流 東京ひとり歩き (楽学ブックス―文学歴史)

荷風流 東京ひとり歩き (楽学ブックス―文学歴史)


東京の下町を散歩していると、いつかその先達である永井荷風にいきあたる。遠出の旅行をほとんどしなかった永井荷風は、自分の住まいから乗合自動車や歩いていける、身近で気軽な東京散歩を好んだ、という。


気ままな下町散歩に憧れて、久しい。


荷風が見た懐かしい東京と、現代の町並みの写真を見比べながら、その足跡をたどって、本の散歩ができる。


読むというより、気楽に見る本で、写真を眺めているだけでたのしかった。