かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

エルヴィス・プレスリー「ラスベガス万歳!」



最近、クルマでよく聴いているのが、エルヴィス・プレスリー。声の豊かさ、優れた表現力、時代を超えて残っていくのは当然です。



1964年の初夏、ビートルズを知ってから洋楽一辺倒になってしまいましたが、最初に買った洋楽のレコードがビートルズだったわけではありません。それまでにエルヴィス・プレスリークリフ・リチャードのシングルは買っていました。


どちらも日本人のカバーが盛んにおこなわれていたので、曲は自然に知っていたんですね。それで本家の歌はどういうものか興味を持って買っていたんだ、とおもいます。


一番最初に買ったエルヴィスのレコードは、A面「ハート・ブレイク・ホテル」、B面が「冷たくしないで」で、どちらかというと、B面の「冷たくしないで」が好きでした。


エルヴィス(当時は、むしろプレスリーというのが一般的)の映画も、『アカプルコの海』(1963年)、『ラスベガス万歳!』(1964年)などは、リアルタイム、映画館で見ています。


『ラスベガス万歳!』は、アン・マーグレットとの共演などが話題になっていましたが、このレコードも買ってよく聴いていました。


しかし、エルヴィスのファンだったかというと、そうではなくて、映画で女の子たちにもてて、なんだかにやけているエルヴィスには魅力をかんじませんでした。


だから、そういうアイドル映画とはまったく違うビートルズの『ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!』を見たとき、あまりにかっこよくて、その衝撃で、以来ビートルズの熱烈なファンを、いまも続けています(笑)。



しかし、時代を超えていまエルヴィスを聴くと、あらためて彼のシンガーとしての魅力に強く惹かれます。


わたしは、中学生のガキだったけど、エルヴィスも若かったなあ。





●「ラスベガス万歳!」。






●「冷たくしないで」。