2012年はじめての映画館は、池袋の新文芸座。
マルコ・ベロッキオ監督『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(2009年)と、ジュリオ・マンフレドニア監督『人生、ここにあり!』(2008年)の、イタリア映画2本立て。
『愛の勝利を ムッソリーを愛した女』は、ムッソリーニから存在を無視されながらも、彼を愛し、その息子を育てた女の話。
話そのもの以上に、当時の白黒フィルムと、映画のために新しく撮影した映像を、演劇的に織り交ぜてみせる感覚が新鮮だった。ジョヴァンナ・メッゾジョルノという主演女優も魅力的。
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『人生、ここにあり!』は、「イタリアで法律によって精神病院が閉鎖された実話をもとに作られたコメディ。病院を出た元患者たちと労働組合員が一体となって困難を乗り越え、前向きに生きていく姿を描く(「goo」の解説より)」と、いう話。
この映画も、元患者たちのひとりひとりが丁寧に描かれているので、メルヘン的なストーリーなのに空疎なかんじがしない。作品の力に惹きこまれた。
どちらも<当たり>で、満足して映画館を出る。こういういい作品をみると、ヨーロッパ映画をもっと見たくなる。
出て、新文芸座の横にある立呑み「小島」で、チューハイ、梅割り、カクテルの「ブルーヘブン」(メニューに、お店の特製と書いてあった)を飲む。
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山手線で上野へ出て、上野から銀座線で浅草へ出る。
日暮れ時で、隅田川沿いを散歩。伝法院通りから浅草寺へはいる。浅草寺は、参拝客が列をつくってにぎわっていた。
暮れるにつれて、五重塔のライトアップが冴えてくる。
●五重塔。
●浅草寺本堂。
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花やしき通りから、ホッピー通りをぬけ、浅草演芸ホール近くの立呑みへ寄る。この店は午前中から開店しているが、閉店が午後6時というのが、おもしろい。競馬のお客さんが立ち寄る店だけど、安いのと、お店のかんじがいいので、浅草へくると、ここへ寄って2、3杯飲む。
きょねんの1月15日、親戚4人で上野・浅草を飲み歩きしたとき、この店に寄ったことを思い出した。
この日の帰りは、浅草から上野まで歩かず、銀座線で上野へもどり、立呑み「たきおか」で、チューハイを2杯だけ飲んで、川越へ向かう。