かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

伊丹十三監督『タンポポ』(1985年)


タンポポ [DVD]

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山田洋次監督が選ぶ〜」を録画してみる。


山崎努宮本信子役所広司渡辺謙・・・とみんな若い。もう、公開から27年も経っているのだ。


ストーリーの中心は、うまいラーメンをつくるための話だけど、映画全編には、やたらにうまそうな食べ物がいろいろ出てくる。グルメ映画なのだろう。自分がまるでグルメ音痴だから、そのへんの機微がよくわからない。


食べ物映画の延長として、ラーメン屋のエピソードに直接からまない、役所広司扮する二枚目男とその愛人の、果物をセクシーにからめた、きわどいベット・シーンがまざってきたりもする。


こういう群像喜劇は、三谷幸喜監督のオハコだとおもったけど、伊丹十三監督の方が先なので、むしろ三谷監督が、なんらかのヒントを得ているのかもしれない。


猛烈に、おいしいむかし風ラーメンが食べたくなった。