待ち合わせ時間午後5時に飯田橋駅(水道橋側)へいく。少し早く着いて駅の近くをぶらぶらしていたら、ウチコシくんに声をかけられた。まもなくモチダくんも来る。
ふたりが法政大学の学生時代以来だから、30年ぶりくらいになるかもしれない。ふたりとも、ちっとも変っていないのがふしぎなくらいだ(わたしより6つか7つ年下)。
飯田橋のエドモンドホテルにチェックインしているフジモトくん、ヨシダくんとも、飯田橋から九段下へ歩く途中で合流する。さらに、九段下から歩いてきたナカノくんとも合流。携帯電話があるから、こういうラフな待ち合わせが可能になる。
九段下、靖国通り沿いの「さくら水産」へはいる。あとからトミ坊がきて、きょう集まる全員7人がそろった。
午後7時からはじまるエリック・クラプトン・コンサートの前に、7人で乾杯。生ビールと芋焼酎で、1時間ほど再会を祝う。
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日本武道館の席は、ヨシダくんが全員のぶんを確保してくれた。東席C 列10番。開演前にレンズを調整していたら、双眼鏡がぶっこわれた。でも、ステージの両側にスクリーンが出ているので、結局双眼鏡がなくてもよく表情が見えた。
2月21日のセットリストは次の通りか(実際に確認していない)。
- Pretending
- Key to the Highway
- Tell the Truth
- Hoochie Coochie Man
- Honest Man
- Wonderful Tonight
- After Midnight
(アコースティック・セット)
- Driftin' Blues
- Nobody Knows You When You're Down and Out
- Alabama Women Blues
- Layla
- Tears in Heaven
- How Long
- Before You Accuse Me
- Cross Road Blues
- Little Queen of Spades
- Cocaine
(アンコール)
- High Time We Went
2月18日のセットリストでは、1曲目だった「Tell the Truth」が3曲目にさがって、「Pretending」がオープニングにあがっているのがちがいか。2時間があっというまに過ぎる。去年ポール・マッカトニーの3時間近いコンサートを体験したばかりなので、よけい短く感じられたかもしれない。アンコール・ナンバーの「High Time We Went」のヴォーカルは、ポール・キャラック。アンコールに、もう1曲クラプトン中心のナンバーがあってもよかったのでは・・・。
クラプトンの歌やギターは安定していて、隙がない。60年代からクラプトンを見ているものとしては、その安定感に感心してしまうけど、安定しすぎていて、それがものたりないようなぜいたくな不満も少しある。
それにしても、クラプトンいい歳の取り方をしているな。渋くてかっこいい。若いとき二枚目のひとは、歳をとると衰えが激しいというけれど、エリック・クラプトンの場合は、あてはまらない。お酒に酔っているのが明らかだった(かなり酔っていた)初来日(1974年)のときとは、えらいちがいだ。いま充実した生活をしているのが、音楽や表情からもわかる。
ただ、その60〜70年代のあぶなかったクラプトンの音楽が、いまもなお魅力的に感じられるのだから、ロック・ファンの趣向は、複雑だ。
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日本武道館を出て、飯田橋駅に近い「かまどや」に7人集まる。むかし話で盛り上がりながら、12時くらいまで飲む。店を出て、みんなで再会を期して、別れる。懐かしく、よく笑った、楽しい時間だった。