かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

エリック・クラプトンのコンサートを見る(2月21日)



待ち合わせ時間午後5時に飯田橋駅(水道橋側)へいく。少し早く着いて駅の近くをぶらぶらしていたら、ウチコシくんに声をかけられた。まもなくモチダくんも来る。


ふたりが法政大学の学生時代以来だから、30年ぶりくらいになるかもしれない。ふたりとも、ちっとも変っていないのがふしぎなくらいだ(わたしより6つか7つ年下)。


飯田橋エドモンドホテルにチェックインしているフジモトくん、ヨシダくんとも、飯田橋から九段下へ歩く途中で合流する。さらに、九段下から歩いてきたナカノくんとも合流。携帯電話があるから、こういうラフな待ち合わせが可能になる。


九段下、靖国通り沿いの「さくら水産」へはいる。あとからトミ坊がきて、きょう集まる全員7人がそろった。


午後7時からはじまるエリック・クラプトン・コンサートの前に、7人で乾杯。生ビールと芋焼酎で、1時間ほど再会を祝う。



日本武道館の席は、ヨシダくんが全員のぶんを確保してくれた。東席C 列10番。開演前にレンズを調整していたら、双眼鏡がぶっこわれた。でも、ステージの両側にスクリーンが出ているので、結局双眼鏡がなくてもよく表情が見えた。


2月21日のセットリストは次の通りか(実際に確認していない)。

  • Pretending
  • Key to the Highway
  • Tell the Truth
  • Hoochie Coochie Man
  • Honest Man
  • Wonderful Tonight
  • After Midnight


(アコースティック・セット)

  • Driftin' Blues
  • Nobody Knows You When You're Down and Out
  • Alabama Women Blues
  • Layla
  • Tears in Heaven
  • How Long
  • Before You Accuse Me
  • Cross Road Blues
  • Little Queen of Spades
  • Cocaine


(アンコール)

  • High Time We Went


2月18日のセットリストでは、1曲目だった「Tell the Truth」が3曲目にさがって、「Pretending」がオープニングにあがっているのがちがいか。2時間があっというまに過ぎる。去年ポール・マッカトニーの3時間近いコンサートを体験したばかりなので、よけい短く感じられたかもしれない。アンコール・ナンバーの「High Time We Went」のヴォーカルは、ポール・キャラック。アンコールに、もう1曲クラプトン中心のナンバーがあってもよかったのでは・・・。


クラプトンの歌やギターは安定していて、隙がない。60年代からクラプトンを見ているものとしては、その安定感に感心してしまうけど、安定しすぎていて、それがものたりないようなぜいたくな不満も少しある。


それにしても、クラプトンいい歳の取り方をしているな。渋くてかっこいい。若いとき二枚目のひとは、歳をとると衰えが激しいというけれど、エリック・クラプトンの場合は、あてはまらない。お酒に酔っているのが明らかだった(かなり酔っていた)初来日(1974年)のときとは、えらいちがいだ。いま充実した生活をしているのが、音楽や表情からもわかる。


ただ、その60〜70年代のあぶなかったクラプトンの音楽が、いまもなお魅力的に感じられるのだから、ロック・ファンの趣向は、複雑だ。



日本武道館を出て、飯田橋駅に近い「かまどや」に7人集まる。むかし話で盛り上がりながら、12時くらいまで飲む。店を出て、みんなで再会を期して、別れる。懐かしく、よく笑った、楽しい時間だった。


有楽町線で池袋へ出て、東武東上線東武練馬まで来たら、もう午前1時を過ぎていた。