前日は、台風が夜半から明け方にかけて関東へ接近するというので、個人タクシーの仕事を休む。
7月11日金曜日。朝いちばん、日比谷のTOHOシネマズシャンテへ、ジョン・タトゥーロ監督の『ジゴロ・イン・ニューヨーク』を見にいく。
俳優としてのウディ・アレンを久々に見られるのも楽しみだった。
いちばん笑ったのは、友人を男娼の仕事に説得するのに、こんな風な会話がやりとりさせる。
「君だ(註:男娼の仕事をやるのは)」(ウディ・アレン)
「しかし、おれはイケメンじゃない」(主人公)
「ミック・ジャガーがイケメンか。(略)大口あいて歌っているとこなんか、ふつうに見ればホラーだぞ」(ウディ・アレン)
精確な字幕の再現ではないけど、このシーンは笑った。
問題はそのあとで、昨夜はそこそこ寝たはずなのに、睡魔が襲ってくる。
セリフのやりとりが可笑しい作品なので、これではまともに見たことにはならない。
中途半端な気分で映画館を出た。
帰り、上野へ出て立ち飲みの「たきおか」で一杯やって帰る。