かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

『西遊記』と石神井公園の散歩(11月27日)


午前、「イオン板橋」で、チャウ・シンチー監督『西遊記〜はじまりのはじまり』を見る。 予告編を見ただけではおもしろいのか、ただ単にバカバカしいのかわからなかったが、見たらけっこうたのしかった。


アメリカのSFやファンタジー映画とはちがう、あやしい見世物小屋を覗くような、懐かしいおもしろさがあった。妖怪のゲテモノ感覚がたのしい。


十代のころ、現代語訳にリライトされた『西遊記』を読んで、神と人間と妖怪が、天界や地の下や水の中を自由に駆け巡って闘う、奔放な想像力にすっかり魅了されてしまった。それが映像化されるとなると、やっぱり興味を惹かれる。


今回は、三蔵法師が、猪八戒沙悟浄と出会うまでのエピソード。次回から経典を求めて聖地への旅がはじまる、というわけで、この映画が成功して、次回作もぜひ作ってほしい。



そのまま池袋へ出て、西武池袋線石神井公園へ紅葉を見にいく。


石神井公園は、何度か来ているが、駅前が工事していて景色が変わっていた。案内板も見当たらない。


むかしの記憶をたよりに歩いたら、だんだん思いだしてきた。途中ラーメン屋さんへ寄って、瓶ビールとカレーライスの昼食。



石神井公園は、ところどころ紅葉している木があっても、公園全体は、それほどきれいではなかった。紅葉・黄葉よりも、公園の奥にある三宝寺池は、太い木々が折れ、池のなかに倒れたりしていて、その一見手入れがされていないような(実際はそうでなくても)荒涼とした景観がたのしい。









以前来たとき、木の上に猫がいて、置物のように動かないので、よくできた作りものかとおもったら、本物だったのを思い出す。



<その猫の写真は、こちら>

http://d.hatena.ne.jp/beatle001/20071224/1198501093



朝から腹具合がいまひとつ。途中、急激な便意に襲われたので、あわてて駅へ引き返す(笑)。