かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

沖田修一監督『滝を見にいく』を見る。



1月3日、川越スカラ座へ、10時30分から、沖田修一監督『滝を見にいく』を見にいく。予備知識のない作品で、妻から「何かおもしろそうな映画やってない?」といわれてネットを検索、次のような内容に興味をひかれた。

山の中で迷子になってしまった7人のおばちゃんたちが繰り広げるサバイバルをユーモラスに描いたヒューマンコメディ。


幻の滝を見に行くツアーに参加した7人のおばちゃんたち。写真を撮ったりおしゃべりに花を咲かせたり、それぞれの楽しみ方で紅葉のひろがる山道を進んでいくが、ガイドの男性が先を見に行ったきり戻ってこなくなってしまう。


携帯の電波も届かない山中に取り残されたおばちゃんたちは、食料も寝床もないサバイバル生活を送るハメになり……。


主要キャスト全員をオーディションで選出。演技経験のない一般人を含む7人の女性たちが、おばちゃんたちを個性豊かに演じる。


(「映画.com」の解説より)


まさに「7人のおばちゃん」たちが、反目しあったり、心を癒しあったりして、迷子の一夜を過ごす。不安やさびしさの反動からか、歌ったり、踊ったり、少女のように縄跳びをしてみたり・・・・・。ボソボソ話す会話も、ドラマドラマしてなくて、クスクス笑ってしまう。


山の中のロケで、しかも有名な俳優はほとんど出ていない。製作費のかかっていない映画だが、十分にたのしかった。こういうマイナー感覚のおもしろ作品に挑戦する沖田修一監督に、これからも注目していこう!



ただ川越スカラ座は、暖房が館内にゆきわたらないのか、ジャンバーを着たままでも寒く、映画館で用意してあるひざ掛けを2枚かけてみたが、それでも冷え冷えとしていた。


映画館で、こんな寒いおもいをしたのは、ちょっと記憶にない。



『滝を見にいく』予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=lBa4ndPNSHs


監督・出演者の記者会見。
https://www.youtube.com/watch?v=_d5Icsn0POY