かぶとむし日記

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ジャン・ユンカーマン監督『沖縄 うりずんの雨』を見る(7月4日)



神保町の岩波ホールへ、ジャン・ユンカーマン監督の『沖縄 うりずんの雨』を見にいく。


東武練馬駅からどういう経路でいくか迷ったが、東武練馬→池袋(東武東上線)→市ヶ谷(有楽町線)→神保町(都営新宿線)でいく。


岩波ホールはネット予約ができないので、11時上映の30分前に着いて、整理番号をもらった。ゆっくり座席を確保できたが、映画がはじまるころには、ほぼ満席になった。



沖縄住民の4人にひとりが亡くなったという沖縄戦の映像と、生き残ったひとたちの証言。沖縄の壮絶な地上戦は、本土の捨石だった、という。


戦後になってからも、広大な米軍基地が沖縄に残る。基地を押しつけたままの日本の政策。多発する米兵のレイプ事件。無関心な本土の日本人。



映画1本見たからといって、沖縄の問題がわかったとは全然おもわないけれど、無関心のままでもいけない、とおもって足を運んだ。


意に添わないものは、冷遇する・・・という安倍政権のやり方は、沖縄への対応でも徹底している。


安倍晋三の応援団といわれる若手議員や、講師としてよばれた百田尚樹氏の沖縄をめぐる差別的発言も、記憶に新しい。


ジャン・ユンカーマン監督の言葉。

米軍基地を撤廃するための戦いは今後も長く続くでしょう。沖縄の人々はけっしてあきらめないでしょう。しかし、沖縄を「戦利品」としての運命から解放する責任を負っているのは、沖縄の人々ではありません。アメリカの市民、そして日本の市民です。その責任をどう負っていくのか、問われているのは私たちなのです。



映画館を出たら雨が降っていた。


ひさしぶりに神保町の古本屋を散歩しようとおもっていたが雨で気持ちをそがれる。カレー屋で『沖縄 うりずんの雨』のチラシを読みながら、ビールを飲む。



『沖縄 うりずんの雨』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=ek1Tr7Ocu3g